学情は「内定式の実施方法」に関する調査結果を9月27日に発表。調査は9月13日~9月14日の期間に、全国の企業採用担当者319名にインターネットでアンケートを実施した。
2022年卒の内定式実施方法を尋ねると「リアルで実施(一部の学生にはオンラインで配信する場合も含む)」と回答した企業は39.1%で約4割に迫った。一方、「オンラインで実施」の回答も35.4%を占め、企業により対応が分かれている。また、「実施しない予定」と回答した企業は9.4%に留まった。
2021年卒の内定式(2020年実施)は21.6%が「実施していない」と回答しており、実施を見送る企業は半減していることが分かった。「未定」(9.4%)と回答した企業は「緊急事態宣言が解除されたらリアルで開催するが、延長されればオンラインで開催する」「直近の感染状況を踏まえて見極める」などとしている。
リアルで実施するとした理由には「内定者同士が直接顔を合わせて、内定者同士のつながりを作ってもらいたい」「最終選考以外は、 選考をオンラインで実施したため、内定者からリアルでの実施を求める声があがっている」「コロナ禍でさまざまなイベントが中止・縮小されているからこそ、しっかり節目をお祝いしたい」などの意見があった。
また、リアルで実施する際の工夫や対策として「内定式後の懇親会(会食)は中止にするが、内定者だけでコミュニケーションを取れる機会を設ける」「会場を倍の広さにし、密にならない席次にする」「企業側の参加者はワクチン接種を2回終えた社員に限るなど、安心して参加してもらえる体制を整える」などの回答だった。