南海電気鉄道、南海りんかんバス、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、小田原機器は10月1日から、高野山内・山麓の路線バスにおいてVisaのタッチ決済による実証実験を実施する。
この実証実験では、バスの乗車口と降車口にVisaのタッチ決済の専用読取端末機が設置され、乗車・降車時にVisaのタッチ決済をタッチするだけで、乗車区間に基づいた運賃を支払うことが可能となる。
南海電鉄は4月3日〜12月12日の期間で、16駅において、Visaのタッチ決済およびQRコードの「南海デジタルチケット」による実証実験を行っており、今回、Visaのタッチ決済を南海りんかんバスでも利用できるようにすることで、鉄道から観光地までのバスをスムーズに乗継利用できるような環境整備を目指すという。
対象路線は、南海りんかんバス【高野山内路線バス】高野山内線、千手大門線、鶯谷線(停留所数27)と、【高野山麓世界遺産アクセスバス】橋本丹生都比売線、高野丹生都比売線(停留所数14)。実施期間は10月1日~12月12日。
「KiiPass Koyasan」デジタルチケット
今回の実証実験開始にあわせて、紀伊半島外国人観光客受入推進協議会「高野山デジタル対応推進部会」(和歌山県、橋本市、かつらぎ町、九度山町、高野町、南海電鉄、南海りんかんバス)では同日より、高野山・山麓地域において、電車・バスや観光施設、アクティビティ等のチケットの予約・決済・発行・利用がスマートフォン1つで可能となる「KiiPass Koyasan」の実証事業を開始する。
なお、同実証事業に伴い、南海りんかんバスでは、「高野山内1日フリー乗車券」「高野山麓世界遺産ぐるっとパス A券(橋本駅前ー丹生都比売神社前)」「高野山麓世界遺産ぐるっとパス B券(奥の院前ー丹生都比売神社前)」をデジタル化し販売するという。
「KiiPass Koyasan」の実施期間は10月1日~11月28日。詳細は、紀伊半島外国人観光客受入推進協議会事務局の「KiiPass Koyasan」専用ページから。