発売から55年を誇る売上No.1 米菓「亀田の柿の種」について語る、「亀田の柿の種オンラインサミット 2021」が9月19日に開催された。 2020年9月に続き、2回目の開催となる今回の「亀田の柿の種オンラインサミット」には、お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二さん、ナジャ・グランディーバさん、アンジェリカさんが登場。 事前に収録されたマツコ・デラックスさんとYOUさんの対談VTRを交えながら、さまざまなテーマで「亀田の柿の種」を語り合った。
10代の若者に食べてもらうには?
2020年の第1回サミットで理想的な「柿の種:ピーナッツ」の比率(※重量比)について話し合われ、「柿の種:ピーナッツ」の比率が現行の7:3に変更(※重量比)された「亀田の柿の種」。今回のサミットはマツコさんとYOUさんの対談VTRを交え、会場ゲストがトークを展開する形で進行した。
「柿の種:ピーナッツ」の比率を問う投票キャンペーンは2013年にも行われており、当時イメージキャラクターを務めていたYOUさんは「私はピーナッツいらない派なんですよ、どちらかというと」とコメント。
「当時は6:4だったから、『8:2にして』と言っていたんだけど」との発言に、ピーナッツが少なすぎると感じたマツコさんは「最低」と一蹴するなど、改めて好みの比率を語りあった。
「亀田の柿の種」の「10代からの支持率の低さ」にテーマは移ると、YOUさんは「息子とか下の世代の子を見ていると、彼ら堅いもの食ってねえ」「でも10代に食べてもらわなくてよくない?」「高齢化社会ですよ? わざわざ商品開発しなくても」と指摘。
マツコさんも「企業は若い子に目を向け過ぎ」と共感した一方、「やっぱり亀田さんとしては、柿の種を永遠のブランドにしたいわけですよ」と述べ、YOUさんが「韓流のイケメンのシールとか入れれば」と提案するシーンもあった。
VTR後、ベストな「柿の種:ピーナッツ」の比率について振られた小峠さんは、「このお仕事決まったとき、担当者さんからマネージャーに電話あって、僕の理想の比率を聞かれたらしいんですが、人生で考えたこともないですよ(笑)」と正直に明かしつつ、「でも、7:3が一番ちょうどいい気しますけどね」と語っていた。
「わさび」「梅しそ」の刺激を強めた商品を試食
イベントでは「亀田の柿の種コンソメ味×素焼きアーモンド」が9月27日から新たに期間限定で発売されることも発表された。
第1回サミットでのマツコさんの発言を受けて誕生した商品で、亀田製菓は研究を重ね、コンソメ味の柿の種と素焼アーモンドを食べ合わせると、喉ごしがポテトチップスの風味っぽくなることを発見したという。
コンソメ味の柿の種を単体で試食したマツコさんとYOUさんは、「コンソメ味いいね」「コンソメ味だけどちゃんと柿の種、大成功じゃない?」と絶賛。しかし、アーモンドとともに試食すると、マツコさんは「打ち消し合ってアーモンドの味も、コンソメの味も薄まっちゃう」と述べ、「ポテトチップスの味がしてきませんか?」とMCに促されても、「してこない」と即答していた。
また、「亀田の柿の種 わさび」「亀田の柿の種 梅しそ」に関して、さらなる刺激を求める声が多いことから、亀田製菓では辛さや酸味を強めた商品の開発を進行中とのこと。
そこでサミット後半では現行品と2種類の試作品を食べ比べ、理想の辛さや酸味を問う「品質審査」も実施された。 「わさび」の「辛さレベル1、2」を試食後、ゲストたちは「現行が食べ続けたいという意味でベストかなと思った。好奇心で一回は手を出すけど、結局、現行品に戻ると思う」(ナジャさん)、「ビールでチマチマやる感じなら、レベル2が一番いいかも」(アンジェリカさん)など、それぞれ感想をトーク。
「梅しそ」の「酸味レベル1、2」について、アンジェリカさんは「(「レベル2」も)酸っぱい酸っぱい言いながら、実際にずっと食べ続けているからクセにはなる」とコメント。小峠さんは「僕は「レベル2」おいしいです。わさびのレベル2はしんどかったですけど、これは大丈夫」とのことだった。
いち早く試作品を試食したゲストたちだったが、イベントではそれぞれの辛さ・酸味レベルを再現するレシピも公開された。 現行の『わさび味』1袋に対し、1:1の割合で水に薄めためんつゆ(小さじ1/2)と、チューブわさび5センチを混ぜると辛さレベル1に(辛さレベル2はチューブわさびの量を9センチに調整)。
一方、現行の『梅しそ味』1袋に対し、チューブの梅肉9センチと小さじ4杯分のレモン果汁を混ぜると酸味レベル1、梅肉16センチと小さじ5杯分のレモン果汁を混ぜると酸味レベル2を再現できるという。
各レシピで用意された柿の種も試食した小峠さんは、「確かに。うまく再現できている」と感心していたが、チューブの梅肉を16センチ使った「酸味レベル2」に関しては、「ちょっとこれは12センチくらいがいいかもしれませんね。16センチだと「レベル3」くらいにいっちゃっているかも(笑)」とダメ出し。
亀田製菓の担当者が「調整します」と応えると、刺激の強い試食が重なった小峠さんは「いや、調整してから出してくださいよ!(笑)」とツッコミ、笑いを誘っていた。興味のある人はぜひ試してみては。