エッセンシャルエデュケーションセンターは9月21日、「自尊感情」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は9月6日~7日、40〜50代の会社員109名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、「『自分に自信がある』と言えますか?」と質問したところ、「あまり自信がないほうだと思う」が42.2%、「全く自分に自信がない」が12.8%と、約6割のミドルシニア会社員が、「自分に自信がない」ことが明らかに。
自分に自信が持てない理由を聞くと、「胸を張れるほどがんばっていないから」(53.3%)、「他者と比較してしまうから」(46.7%)、「仕事がうまくいっていないから」(20.0%)が上位にあがった。
続いて、「どうすれば自分に自信が持てると思いますか?」と質問したところ、多い順に「目標を設定・達成し、自分の成長を感じる」(40.0%)、「ありのまま自分を肯定する」(38.3%)、「成功体験を持つ」(26.7%)、「建設的な努力をする方法を知る」(23.3%)、「褒められる環境に身をおく」(13.3%)と続き、そのほか自由回答では、「資格を取得する」「周りに認めてもらう」「他人に惑わされないようにする」といった声も寄せられた。
また、「自信が持てない理由として社内の環境や上司に問題があると思いますか?」と質問したところ、約4割が「非常に思う」「やや思う」と回答。そう考える理由を教えてもらったところ、「社員を育てる意思が感じられない」(41.7%)が最も多く、次いで「成果を評価してもらえない」(33.3%)、「褒める文化がない」(33.3%)と続いた。
さらに、「自尊感情を高める方法や自尊感情が高まる環境作りに関わる研修を、自身の会社に導入してほしいと思いますか?」という質問では、半数近くの人が「非常にしてほしい」「ややしてほしい」と回答した。