俳優の水谷豊と反町隆史が出演するテレビ朝日系ドラマ『相棒 season20』初回拡大スペシャルの放送日が10月13日(21:00~)に決定し、『season3』以来17年ぶりに、俳優の本田博太郎演じる元内閣官房長官・朱雀武比古が登場することが発表された。
『season19』で「プレゼンス」前後編(第1話、第2話)、「暗殺者への招待」前後編(第19話、最終話)と全4話に連なって描かれた事件が再び動き出す。第1話では、一連の黒幕である内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)がまたしても杉下右京(水谷)と冠城亘(反町隆史)の前に出現し、亘が逮捕されてしまうという波乱の展開が。そして『相棒』シリーズの中でも特に名作として語り継がれるエピソード「双頭の悪魔」(『season3』 第1話~第3話/04年)で特命係に追い詰められ失脚した元内閣官房長官・朱雀が登場。政界の要職にありながら殺人に手を染めたことで懲役18年の判決を下され、2006年に服役していた朱雀だが、6年もの刑期を残して3年前に仮出所していたことが判明する。
鶴田は長年秘書として朱雀に仕えており、官房長官室には朱雀がしたためた書が飾ってあるほど。早すぎる仮出所の背後に鶴田がかかわっているのではないかとにらんだ特命係は、真実に迫るため“ある場所”まで赴く。
17年ぶりに『相棒』に戻ってきた本田は、初回スペシャルで朱雀が右京に語る「忘れずにいてくれたとは光栄だ」というセリフそのままの心境であることを明かし、『相棒』の魅力を「面白い大人の風が吹いていました」と表現。「水谷豊さん、反町隆史さんとは猛暑の中、心地良いキャッチボールが出来ました」と撮影を振り返り、「朱雀の弾んでいる、そして“切ない心”を目撃して下さい」と役柄に込めた思いを語った。