俳優の小日向文世と工藤阿須加が出演するテレビ朝日系スペシャルドラマ『欠点だらけの刑事』第2弾が、きょう22日(20:00~)に放送される。

  • 工藤阿須加、小日向文世=テレビ朝日提供

先週16日に幕を閉じたドラマ『緊急取調室』で頭脳派刑事・小石川春夫を演じた小日向と、第4シーズンに新風を吹き込んだ刑事・山上善春役の工藤が、今作ではタッグを組む。小日向が演じるのは、潔癖にして神経質、こだわりが強くて人間嫌い、トラウマだらけで臆病者、自分の興味がないことにはまったくの無関心……そんな“欠点”ばかり、でも憎めない名刑事の主人公・百野冬美男(ひゃくの ふみお)。第1弾でパートナーだった万城目千鶴(森口瑤子)が昇進したため、新たに“令和感”満載の体育会系新人刑事・一ノ瀬貴一(工藤)とコンビを組むことに。“偏屈なのに愛らしい超変わり者刑事”と“別の意味でマイペースな新人刑事”という凸凹コンビが事件の謎に挑む。

今作で百野が挑むのは、人気収納家・長谷川凛子(原沙知絵)の自宅から見知らぬ男の遺体が見つかった事件。空き巣に入った2人組が仲間割れの果てに殺人を引き起こしたものと思われたが、細かいところが気になって仕方がない百野は現場のあちこちに疑問を抱いてしまう。やがて百野は真相究明のため、自らのトラウマを克服せざるをえない極限状況に追い込まれる。はたして百野はトラウマを乗り越え、真犯人を暴くことができるのか。

2人は2021年正月放送の『教場II』を皮切りに『緊急取調室』今作と立て続けに3作で共演。小日向は「まさか3つの作品でご一緒するとは思ってもいなかったので、なんだか不思議な縁を感じてとてもうれしかったです。お互い“相棒”になるとは思わなかったね、なんていう話をしました」と、工藤との連続共演を楽しんだ様子。「工藤くんはとても性格がいい! “キントリ”でもすぐに現場になじんで、作品にガッと新しい風を入れてくれました。しっかりしていて頼りがいもあるので、さすが長男だなぁと感心していました」と大絶賛し、「『キントリ』の現場はおじさんたちが多いので、でんでんさんたちと話していてパッと工藤くんを見ると、「若っ!」って驚いちゃう。だって、おじさんたちと違って肌がものすごくツルツルなんですよ!」と若さについても言及。また、メダカに興味を持った工藤へ、生まれたばかりのメダカを60匹譲ったといい「メダカたちが成長したから水槽をわけたりして、すごくまじめに丁寧に育ててくれているみたいなのもうれしいです」と交流も明かした。

一方工藤も「自分も小日向さんみたいな大人になれたらなぁ、と共演させていただくたびに思います」とリスペクト。そんな小日向からのほめ言葉の数々を聞き「とてもうれしいです。そのメッセージを糧に精進していきたいと思います」と、はにかんだ。そして「“キントリ”とは違った2人の掛け合いに注目してもらえたら。見ていて笑ってしまうくらい違うキャラクターですので、くらべて見ていただくのも面白いと思います」と見どころを語った。