フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『私の正しいお兄ちゃん』(10月15日0:00~配信予定)主演の古川雄大が手がける主題歌のミュージックビデオを、同ドラマの監督・プロデューサーを務める河原瑶氏が演出する。
『私の正しいお兄ちゃん』は、2018年から講談社の『BE・LOVE』で連載されたモリエサトシ氏による漫画が原作のドラマ。過去を背負った男女の切なすぎる純愛ラブストーリーを描いており、主人公の海利を古川雄大、ヒロインの理世を山谷花純が演じる。
大学生の理世はアルバイト先の先輩・海利と出会う。日々不眠症に悩まされている海利は、なぜか理世の肩を借りるとぐっすりと眠ることができる謎多き青年。理世は両親の離婚で生き別れになった兄に似た面影を持つ海利に惹かれていくが、あるきっかけで海利は殺人者なのでは?という疑惑が…。
古川が作詞・作曲した楽曲のタイトルは「指先、手」。ドラマの演出で特に監督がこだわっていたのが「手」の表現。それがそのままタイトルにも入り、ドラマの主題歌に相応しい世界観がベストマッチした曲が完成した。その楽曲を乗せた「許されない恋」をテーマにした60秒予告も完成し、公開された。
コメントは、以下の通り。
■古川雄大
この度、ドラマ『私の正しいお兄ちゃん』の主題歌「指先、手」をリリースさせていただきます。
この世の中で生きていく上で様々な出来事があります。
幸せを感じる経験もあれば、絶望を感じるほどつらい経験も…
人は過去の経験がトラウマとなり今尚障害となって未来に影響し、その傷を背負って生きてしまう…。なんとかしようと足掻(あが)いても、傷が深くなったり、増えたり…癒える事のほうが少ないような気がします。
世の中、1人だけで生きていくのはとても困難だと思います。
コロナ禍ということもあり、如実にそういったことを感じます。
このドラマで主人公とヒロインはお互いに足りない部分を補い合って愛を深めていき、なくてはならない存在になっていきます。
恋愛において、自分の足りない部分を補ってくれる存在を求めるというのは自然なことで、重要なことなのではないかと、このドラマを通して感じました。
出会い、足りない部分を埋め合い、2人だからこそ見えてくる未来、それを可能にする未知数の愛のエネルギー、そして、そうしなければ生きていけない人間の弱さ、儚(はかな)さ…両極端のテーマを盛り込み、曲を書きました。
この曲もドラマのように登場人物が2人いて、お互いが手を取り合う事で生きる意味を見出していくストーリーになっています。
傷を負って何かに縋(すが)るように彷徨(さまよ)う指先を手で包み込む…
恋人繋ぎではなく、お互い過酷な状況の中、突発的に繋いだ指先と手をイメージしてタイトルにしました。
そしてMVもドラマを撮影して下さった河原監督が撮影してくださいます。
この曲のタイトルも、ドラマを撮影していく過程で河原監督からヒントをもらいました。
とても愛情があって信頼している方なので、一緒に素敵なMVを作っていけることが嬉しいです。楽しみにしていただけたらと思います。
(C)モリエサトシ・講談社/フジテレビジョン