エイチームライフスタイルの中古車一括査定サイト「ナビクル」は9月16日、「改正によるナンバープレートの表示に関する新基準の実態調査」を発表した。同調査は8月6日~17日、全国の918人と車買取業者18社を対象に実施した。
法改正により、2021年10月1日以降に登録される車を対象に、ナンバープレートの取り付けや表示に関する新基準が適用に。ナンバープレートをカバー等で被覆すること、シール等を貼り付けること、回転させて表示すること、折り返すこと等が明確に禁止される。これについて知っているか質問したところ、64.1%が「いいえ」と答えた。
車買取業者に対してナンバープレートの表示に関する新基準は一般の顧客に認知されていると思うか尋ねると、「あまり認知されていない」が61.1%、「全く認知されていない」が27.7%だった。約9割の車買取業者が、新基準が一般の顧客に認知されていないと感じていることがわかった。
車買取業者に、ナンバープレートの新基準を満たすために顧客が車の登録(購入)後に気を付けるべきことについて聞くと、「日々、点検を行う」(44.4%)が最も多く、「きちんと車検に出す」(38.9%)、「今使っているカスタムパーツ等を見直す」(33.3%)、「パーツを購入する際は、店員に相談する」(27.8%)と続いた。
現状でナンバープレートの違反が多いものについて尋ねたところ、最も多い回答は「ナンバープレートカバーをしている」(44.4%)で、「ナンバープレートを折り曲げている」(22.2%)が続いた。
車を所持したことがある人に、ナンバープレートに手を加えたことがあるか聞くと、29.2%が「はい」と回答した。
「ナンバープレートに手を加えていたことがある」と回答した人に対して、ナンバープレートのどの部分に手を加えたか聞くと、「ステッカーやフレームを付けた」(46.9%)が最も多かった。次いで「ナンバープレートカバーをした」(34.3%)となっている。
「ナンバープレートに手を加えたことがある」と回答した人に、ナンバープレートに手を加えた理由を聞くと、「自分の好みにしたかった」(39.7%)、「かっこいいから」(26.5%)、「他の車と差別化したかった」(19.4%)が多くを占めた。
ナンバープレートに手を加えている車をどう思うのか質問したところ、「運転中は近寄りたくない」という回答が44.5%、「危ないと思う」という回答が22.9%だった。手を加えている車に対して、あまり良い印象を持っていない人が多いことがわかった。
取ってみたいナンバープレートの地名について聞くと、最も回答が多かったのは「湘南」だった。次いで、「富士山」、「横浜」、「品川」、「神戸」、「大阪」、「京都」となっている。