パーソルキャリアは9月17日、「異業種転職 ・ 異職種転職の実態」に関する調査結果を発表した。調査は、2016年度(2016年4月~2017年3月)、2020年度(2020年4月~2021年3月)に転職サービス「 doda(デューダ)」を利用して転職した登録者約4万人のデータを分析し算出された。
調査結果は以下の通り。まず、2016年度から2020年度にかけて、異業種からの転職受け入れ率が上昇した業界トップファイブは1位「IT/通信」、2位「金融」 、3位「メディカル」、4位「サービス」、5位「メーカー」だった。
また、異職種からの転職受け入れ率が上昇した職種トップファイブは1位「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」、2位「技術系(IT/通信)」、3位「技術系(建築/土木)」、4位「クリエイティブ系」、5位「事務/アシスタント系」となった。
また、2020年度にIT/通信業界が受け入れた異業種は「サービス」(25.6%)、「メーカー」(18.0%)、「インターネット/広告/メディア」(11.3%)、「金融」「その他」(9.5%)、「小売/外食」(8.6%)、「建設/不動産」(7.2%)、「商社」(5.7%)、「メディカル」(4.7%)となっている。
なお、サービスの中では、「人材サービス・アウトソーシング・コールセンター」(43.9%)、「旅行/旅泊/レジャー」(16.5%)が多くを占めている。
次に、「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」が、異業種から受け入れた職種は「企画/管理系」(31.3%)、「営業系」(26.9%)、「技術系(IT/通信)」(10.1%)、「事務/アシスタント系」(9.0%)、「技術系(電気/電子/機械)」(5.2%)、「販売/サービス系」(4.5%)、「技術系(メディカル/化学/食品)」(3.4%)、「対象外」(3.0%)、「金融系専門職」(2.6%)、「クリエイティブ系」(0.4%)という結果だった。