JR東海は17日、ビジネスパーソン向け「S Work 車両」や、N700Sの7・8号車に順次導入される新しい無料Wi-Fiサービス「S Wi-Fi for Biz」に関するサービス内容を発表した。
10月1日から試行開始する「S Work 車両」は、モバイル端末など気兼ねなく使用して仕事を進めたい乗客向けに、「のぞみ」の7号車を「S Work 車両」として設定。「S Work 車両」では、周囲の乗客に配慮すればウェブミーティングや携帯電話の通話を座席でも行える。
N700S専用サービスとして、東海道新幹線のサービス提供区間(新横浜~京都間)に限り、N700Sの「S Work 車両」の車内で利用できるビジネスサポートツールの無料貸出しも実施。2021年10月時点で、「膝上クッション」「簡易衝立」「小型マウス」「ノートPC用ACアダプタ(TypeC)」「USB充電器」が提供されるという。
「S Wi-Fi for Biz」(Shinkansen Free Wi-Fi for Business)は、N700Sの7号車(普通車)と8号車(グリーン車)で利用できる新しい無料Wi-Fiサービスで、10月以降に順次導入される。従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」の約2倍の通信容量を備え、利用時間の制限もなし。ビジネスでの利用を考慮し、セキュリティレベルの高い暗号化方式を設定する。なお、従来の「Shinkansen Free Wi-Fi」サービスも引き続き利用できる。