職人が握る本格寿司を手軽に味わいたい。そんなとき、100円回転寿司よりも少しリッチ、でも食べに行きやすい価格帯なのが「海鮮三崎港」。都内を中心に展開している同店は、女性が一人でも入りやすい明るい店内で、職人がこだわったお寿司を提供しています。このたび、グランドメニューが一部リニューアルしたということで、新しいメニューを食べに行ってみました。
海鮮三崎港は、回転寿司でありながらも板前が目の前でお寿司を握ってくれるスタイルで、価格は120円からとお手頃価格で本格的なお寿司を楽しめるお店です。回訪れたのは、高円寺店。駅から出てすぐの場所にありました。
新定番メニューを実食
グランドメニューとは定番商品のことで、9月16日より一気に新しいメニューが登場。ひとつずつ紹介します。
まずは、回転寿司では外せないまぐろから。「本まぐろ赤身」(297円)は、真っ赤で鮮やかな身がきれいな一皿です。身はしっかりと厚みがあり、上質な脂のうまみが感じられます。なんでも、120kgの大型の本まぐろをこだわって使っているそうで、まぐろそのものの深みのあるおいしさを味わえました。
「馬刺し」(374円)は、お寿司屋さんのメニューでは珍しい一皿。フレッシュな赤身肉は、噛み応えがありながら口どけが良く、とろっととろけるような食感でした。鮮度が高い
ボリューミーだったのは「とろたく手巻」(297円)。海苔の風味がもっともよい瞬間に食べられるよう注文してから作ってくれます。
海苔の香りがよく、すぐに噛み切れるので大きな1本ですが、少しずつ食べられます。滑らかで甘くとろけるような中とろに、シャキシャキのたくあんが絶妙なバランスで、酒のつまみにもなりそうな大人のとろたくでした。
「あじ」(297円)は、身が2枚のせでたっぷりと新鮮なその味を楽しめました。生姜とネギでさっぱりとした仕上がりですが、脂乗りの良いあじはうまみが強く素材の良さを感じられます。
高級いかとして知られる「剣先いか」(374円)は、肉厚な身に丁寧に包丁が入れてありました。こうすることでより身の甘味を感じられるそうです。
食べてみるとねっとりとして、いからしい風味が口いっぱいに広がります。ひと手間加えることで、よりクオリティが高いいかの味わえるのは、職人がいるからこそかもしれません。
「いわしの高菜巻」(297円)は、海苔ではなく高菜で巻いたメニュー。高菜の香りとシャキッとした食感を楽しめました。中には塩〆いわしを使っているそうで、臭みがなくきゅっとうまみが詰まっています。ガリやゴマも巻いてあるので食感が楽しい一皿です。
サイドメニューには「あじのなめろう」(374円)が新登場。おつまみにも、酒のアテにもぴったりな、味噌の甘味のある味わいです。そのまま食べても、海苔で巻いても、醤油をかけても、どんな食べ方でもおいしい逸品でした。
「海鮮極太巻き」(297円)は、とにかくインパクトがある太巻きです。二重になった太巻きの具材はなんと15種類。ボリュームもあり、これ一つでしっかりお腹にたまるほど。
こちらはテイクアウト用もあるので、家族のお土産に買って帰ると喜ばれそう。崩れないように巻いてあるので、きれいな状態で自宅まで持ち帰れました。
定番メニューの他にも、毎日豊洲直送で届く鮮魚を使った一皿があるのが海鮮三崎港のポイント。旬に合わせて目利きのプロが選ぶ新鮮なネタを味わえます。
この日あったのは「赤貝」(451円)、「甘えび」(374円)、「活〆イシガレイ」(297円)でした。金額も日によって変わるそうなので、お店で今日のイチオシをチェックしてみましょう。
また、天然本まぐろの希少部位を味わえるネタも。今回は「中落ち」(220円)が販売されていました。まぐろ赤身の濃厚な味が堪能できる中落ちは、身自体の味が濃いので醤油をあまりかけずともおいしさがダイレクトに感じられます。身がたっぷりと盛られていて、これで220円はかなりお得な気がしました。
実際に板前さんの作業を見ながらお寿司を味わえる海鮮三崎港。板前さんがいることで、今日のおすすめを教えてもらったり、しゃりの大きさやわさびのありなしを選んだりと、よりお寿司を楽しみやすいお店でした。新しく増えた定番メニュー、お店を訪れた際にはぜひチェックしてみてください。
●information
海鮮三崎港 高円寺
住所:東京都杉並区高円寺北2丁目4番5号
営業時間:11:00~21:00
※現在は9月30日まで20時閉店(アルコール提供停止)
※営業時間は予告なく変更となる場合があります