ネクストレベルが運営する「縁結び大学」では、メンズメイクについての調査結果を9月16日に発表した。調査は20~50代の女性326人を対象に8月12日~8月26日の期間、インターネットで実施された。
まず「男性がメイクをすることに対してどう思いますか?」と質問してみたところ、最多だったのは「身なりに気を使っていると思う」(36.8%)という感想だった。次いで「おしゃれだと思う」「流行に敏感だと思う」といった肯定的な意見が上位に入っている。結果、グラフ内の肯定的な意見の合計は74.5ポイントとなった。
一方で、4番目に多かった「(メイクを)しないほうがよい(10.1%)」や、他にも「男らしさがなくなる気がする(4.3%)」「自意識過剰だと思う(3.1%)」など 否定的な意見の合計は18.1ポイントだった。
肯定的な意見では男性がメイクをすることへの賛成意見だけでなく、「男女関係なく」「性別にとらわれない」風潮を歓迎する考えが見受けられたという。否定的な意見では「素顔の男性がよい」という個人的な好みのほかに、「男性がメイクをすると自分もしないといけない」とプレッシャーを感じる女性もいることがわかった。
次に「自分の彼や夫、職場の同僚や上司、友人など、あなたの生活圏内にメイクをしている男性はいますか?」と聞くと、「メイクをしている男性はいない」が73.6%と多数派で「メイクをしている男性がいる」のは19%だった。 割合だけ見ると多くないものの、周囲にいる男性の5人に1人がメイクをしている結果に。また、メイクをしているか判断がつかないことから7.4%は「わからない」と回答した。
「周囲でメイクをしている男性がいる」と回答した人にその男性の年齢層を聞いてみたところ、最も多かったのは19歳以下で32.9%、次いで20~24歳で31.8%だった。全体で見ると、29歳以下が76.5%を占めた。メディアやSNSの影響もあり、メイクをするのは若い男性が多いことがわかったという。
さらに周囲の男性がどんなメイクをしているのかについても調査を行った。最多は「顔全体(ファンデーション)」が69.4%を占め、次いで「シミやニキビ跡隠し」が56.5%でだった。
「眉毛」(45.2%)は、眉毛のカットではなくメイクの有無を聞いた結果だ。眉毛の形を整えるだけでなく、アイブロウなどで描き足したり眉マスカラなどでカラーを付けている割合を指す。そのほか、「まぶた」(33.9%)や「まつげ」(22.6%)と目元のメイクを重視している男性が多いこともわかった。
「周囲の男性のメイクについてどう思いますか?」と尋ねると、「しないほうがよい」は12.9%に留まり、「すごく似合っていてよい」(35.5%)、「しないよりしたほうがよい」(27.4%)と肯定派が合計62.9%と多数を占めた。
また約4人に1人にあたる24.2%が「どうも思わない」という意見だった。これは男性のメイクに対して関心がないともいえるが、男性が女性のメイクに対して何の感想も抱かないのと同じように、 男性のメイクが定着していて気にならなくなったという現状の表れともいえるかもしれないとのこと。