JR東日本の新幹線統括本部と仙台支社、びゅうトラベルサービスは16日、普段入ることのできない新幹線総合車両センター(宮城県利府町)の見学などが可能な旅行商品を9月22日から販売開始すると発表した。

  • 「体験・体感! 新幹線総合車両センター号」はE2系(10両編成)を使用して運転される

旅行商品の出発日は10月23日。仙台駅から新幹線E2系(10両編成)の「体験・体感! 新幹線総合車両センター号」に乗り、新幹線総合車両センターを訪ねる。仙台駅9時28分発の「体験・体感! 新幹線総合車両センター1号」と、同駅13時25分発の「体験・体感! 新幹線総合車両センター2号」の2本を運行。車両センター到着後、5つのコースからあらかじめ選んだコースに分かれて見学・体験を行う。

「(1)メンテナンス体験コース」は、走行6万km以内の新幹線に行う検査を体験するコース。車両を揺らす「車体動揺・傾斜試験」体験、ボルト締付打検体験、車両を安全に停止させるための部品「ライトニング」の交換見学を行う。「(2)台車検査体験コース」は、新幹線の車輪などの検査を体験するコース。台車走行試験の見学・体験、ブレーキ動作試験の見学などを行う。

「(3)運転台汽笛体験・屋根上検査コース」は、新幹線の運転台や屋根の上で、各種検査を体験するコース。運転台に乗り込んで実際に汽笛を鳴らす体験や、屋根上でのボルト締付打検体験を行う。「(4)車内清掃・モックアップ体験コース」は、車両の構造を学ぶとともに、車両をきれいにする体験ができるコース。車内清掃の体験・見学や、モックアップ(実物台模型)を使った各設備の動作体験・見学を行う。

「(5)写真撮影コース」は、車両センター内の4エリアで写真撮影できるコースとなる。各コースとも、午前・午後各80名を募集。旅行代金は各コース共通で、大人2万1,000円・こども1万5,000円。おみやげとして特製掛紙付弁当が付く。また、旅行商品の購入者の中から抽選で8名に、新幹線運転シミュレーター体験が当たる。申込みは9月22日14時から、びゅうトラベルサービス「日本の旅・鉄道の旅」サイトにて受け付ける。