シャオミは9月15日、オンラインで開催したグローバル向けイベントにて、ハイエンドスマートフォン新製品「Xiaomi 11T」および「Xiaomi 11T Pro」を発表した。
日本での取り扱いは明言されなかったが、Xiaomi Japanの公式ツイッターでは、日本で発売予定のシャオミ製品として、「Xiaomi 11T Pro」「Xiaomi 11T」、そして同時発表の「Xiaomi Pad 5」を挙げている。
Xiaomi 11Tシリーズは、5G通信をサポートしたハイエンドAndroidスマートフォン。2機種とも、画面は6.67インチのAMOLEDディスプレイを搭載。10億色の表示やHDR10+をサポートし、鮮やかな色表示が可能だ。リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは最大480Hz。カバーガラスは強化ガラスのGorilla Glass Victusが採用されている。目の負担をやわらげるアイケアモードも用意された。
背面カメラは108MPメイン、8MP超広角、5MPテレマクロの3レンズ構成。108MPのメインレンズは同社スマートフォンではお馴染みで、9つのピクセルを1ピクセルとして扱う9 in 1ビニング技術を採用する。超広角は120度画角の撮影が可能。テレマクロは3cm-7cmの被写体に対しオートフォーカスが行える。インカメラは16MP。
モバイル通信はデュアルSIM仕様で5G / 4G / 3G/ 2Gをサポート。無線LANはWi-Fi 6をサポート。バッテリー容量は5,000mAhと大容量を内蔵した。
認証機能は、側面に指紋認証センサーを搭載し、NFCもサポート。カラーはMeteorite Gray、Moonlight White、Celestial Blueの3色を選べる。
上位モデル「Xiaomi 11T Pro」の特徴は、プロセッサにQualcomm Snapdragon 888を採用する点。また、11Tと比べ撮影時のエフェクトが多彩になるほか、8K動画撮影にも対応する。スピーカーはHarman Kardonがチューニングした、Dolby Atmos対応のデュアルスピーカーを搭載。ディスプレイはDolby Visionをサポートする。
このほか、本体を120Wでチャージできる独自規格に対応したチャージャー「120W Xiaomi HyperCharge」が付属する。同チャージャーを使うと、約17分で満充電までチャージできる。ただし安全性のため、本体コンポーネントの熱をモニタリングするセンサーや、内部の熱を拡散するベイパーチャンバーも内蔵するという。
一方、Xiaomi 11TではプロセッサにMediaTek Dimensity 1200-Ultraを採用。8K動画撮影には非対応で、同梱するチャージャーは67W出力の「67W Xiaomi HyperCharge」となる。同チャージャーを使うと、約36分で本体を充電できる。スピーカーはHarman Kardonチューニング非対応。また、Dolby Visionもサポートしない。
Xiaomi 11T Proのラインナップと価格は、8GBメモリ+128GBストレージモデルで649ユーロ(約84,000円、1ユーロ=129.24円時)から、8GBメモリ+256GBストレージモデルで699ユーロ(約90,500円)から、12GBメモリ+256GBストレージモデルで749ユーロ(約96,800円)から。
Xiaomi 11Tのラインナップと価格は、8GBメモリ+128GBストレージモデルで499ユーロ(約64,490円)から、8GBメモリ+256GBストレージモデルで549ユーロ(約71,000円)から。