ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのブックシェルフスピーカー「L Classic」シリーズ最小サイズとなる「L52 Classic」を10月中旬に発売する。価格はペアで11万円。

  • L52 Classic

JBLが1970年代に発売した銘スピーカー「L100 Century」をオマージュし復活させたL100 Classic(2018年発売)と、その弟分にあたる「L82 Classic」(2020年発売)の2機種を展開してきたL Classicシリーズに、「使いやすさと設置性の自由度を高めた」という最小サイズのL52 Classicが登場。

エンクロージャーは上位2機種と同様のクラシカルかつアイコニックなデザインを踏襲しながら、グリルを含む1本あたり本体サイズ/重さは197×216×331mm(幅×奥行き×高さ)/5kgまで小型化した(L82 Classicは281×315.5×473mm/13.2kg)。

  • 左が新製品のL52 Classic。中央はL82 Classic、右がL100 Classic

L Classicシリーズでおなじみの、耐候性を高めたQuadrex Foamフロントグリルも採用。カラーはブラック、オレンジ、ダークブルーの3色が選べる。

  • Quadrex Foamフロントグリル。カラーは(左から)ダークブルー、ブラック、オレンジの3色

  • Quadrex Foamフロントグリルのサンプルをアップで見るとこんな感じ

2ウェイ・前面バスレフタイプで、新たに開発した19mm径チタンドーム・ツイーター「JT020Ti1-4」と133mm径ホワイト・ピュアパルプコーンウーファー「JW135PW-4」を搭載。

ツイーターはクロスエッジによるスムースなレスポンスを継承し、独自技術のウェーブガイドと音響レンズと合わせて、クリアで高精細な高音域再生を実現する。また、高音域用連続可変アッテネーターにより、部屋の音響特性や好みに合わせてサウンドの微調整ができるようにした。

ウーファーは独自のSFG対称磁界構造にアルミショートリング、コッパーキャップを組み合わせた超低歪磁気回路と、堅牢なアルミダイキャスト製フレームを採用し新設計したもので、上位モデル同様のV字ブレーシングによる内部補強が施された高剛性キャビネットと合わせて、サイズを超えた迫力の低音再生を追求した。

スピーカーの再生周波数特性(-6dB/無響室特性)は47Hz~24kHz。クロスオーバー周波数は2.8kHz。出力音圧レベル(2.83V/1m)は85dB。公称インピーダンスは4Ω。推奨アンプ出力(RMS)は10~75W。

別売の専用ブラケット「MTC-U1」によって壁・天井面にも設置でき、ホームシアター用途だけでなく、レストランや店舗などへのインストールも可能としている。

  • 背面のスピーカーターミナル