インボイスは9月14日、「テレワークにおける費用負担に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は2021年7月13~20日、調査対象は企業に勤務中で週1日以上テレワークをしている個人、有効回答は449人。
会社に負担してほしい費用、1位「電気料金」
テレワークの頻度を調べると、「週に2~3日」が半数近い計47.6%。また、「ほぼ毎日」は22.3%、「週4日」は10.9%で、週の半分以上テレワークを行っている人が約3分の1を占めたのに対し、「週1日」は19.2%にとどまった。
テレワークにより増えた費用を聞くと、「電気代」が最も多く64.4%。次いで「水道代」が40.3%、「ガス料金」が30.5%と続き、光熱費の負担が増えていることがわかった。一方、「インターネット接続費」は21.2%、「スマートフォン」は16.9%にとどまっており、同調査では「スマートフォンは会社支給のものが多く、通信費は定額制の契約が増えている影響が大きい」と分析している。
会社から支給されるテレワーク費用については、42.3%が「特にない」と回答。「費用負担についての制度が整備されていないことが影響していると推測できる」(同調査)。
テレワークにより増えた費用の中で会社に負担してほしい費用は、「電気料金」が圧倒的に多く52.6%。以下、「水道料金」が21.5%、「インターネット料金」が17.7%、「ガス料金」が16.9%、「パソコンの周辺機器の導入費」が15.4%と続いたほか、「食費」も10.5%あり、様々な項目で会社の費用負担を望む声があることがわかった。