エン・ジャパンは9月13日、「地方で働くこと」に関する意識調査の結果を発表した。調査は7月1日~8月31日、同社運営の転職サイト「ミドルの転職」を利用する35歳以上のユーザー663名を対象にインターネットで行われた。
「地方で働くことに興味はありますか?」と質問したところ、42%が「興味がある」、21%が「地方で既に働いている」と回答。全体の63%が地方で働くことに興味を持っていることが明らかに。働きたい都道府県を聞くと、1位「福岡県」、2位「北海道」、3位「長野県」となった。
地方で働くことに興味がある人を対象に、地方で働くことへの不安や懸念を尋ねたところ、「働き口が少なく、転職先が見つからなそう」(70%)、「給与減少の可能性がある」(68%)に回答が集中。その他、「環境変化に伴う家族への負担。特に子供への影響が不安」「転職だけでなく、移住などのサポートがない状態で馴染めるのか」といった声も寄せられた。
また、地方勤務で実現したいことを聞くと、「プライベート(家族と)の時間を多く作りたい」(51%)、「地域活性化(自身の地元)」(35%)、「やりたいことを形にできる環境づくり」(35%)が上位にあがった。
次に、「地方で働くことに興味がない」と回答した人に対し、どのような条件であれば地方で働いても良いと思うかを聞いたところ、「給与のアップ」(51%)が最も多く、次いで「やりたい仕事内容であること」(46%)、「賞与のアップ」(33%)と続き、給与・賞与と仕事内容がポイントであることが明らかに。
また、地方勤務の可能性によって転職意向度が変化するかどうかについては、57%が「影響しない」と回答した。