三菱重工冷熱は、加湿器「roomist(ルーミスト)」の2021年モデル・全8機種を発売した。希望小売価格は20,900円~67,100円。

すばやく加湿する「スチームファン蒸発式」

  • スチームファン蒸発式加湿器(600mlタイプ)

    スチームファン蒸発式加湿器(600mlタイプ)

蒸発布が吸い上げた水をヒーターで加熱し蒸発させる「スチームファン蒸発式」は5機種を展開。運転開始から約1分とすばやく立ち上がる。

加湿能力別に、350mlタイプ(木造和室6畳/プレハブ洋室10畳向け)、600mlタイプ(同10畳/同17畳向け)、1,200mlタイプ(同20畳/同33畳向け)と3タイプを取りそろえる。350mlタイプと600mlタイプは、ボディカラーは2色展開(ピュアホワイト/ブラック、SHE120VD-Wのみクリアホワイト)。

もし転倒しても熱湯がこぼれない安全設計。加湿能力が温度や湿度に左右されにくいことから、加湿器の効果が出にくい低温の使用環境にも適する。

プラズマイオンを放出してウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」と、特殊フィルターで細菌やカビをキャッチして抑制する「つかまえ除菌」を合わせた「プラズマW除菌」機能を搭載(350mlタイプはつかまえ除菌のみ)。

従来機から引き続き、スケール(水に含まれるミネラル分などの堆積物)の付着を抑えるイオンフィルターも標準装備。お手入れも簡単なデザインとなっている。

希望小売価格は、SHE35VD-W/K(350mlタイプ)が20,900円、SHE60VD-W/K(600mlタイプ)が27,500円、SHE120VD-W(1,200mlタイプ)が67,100円。

本体サイズと重さは、SHE35VD-W/K(350mlタイプ)は245×220×267mm/3.0kg、SHE60VD-W/K(600mlタイプ)は308×221×297mm/4.0kg、SHE120VD-W(1,200mlタイプ)は320×440×290mm/8.0kg。

タンク容量は、SHE35VD-W/K(350mlタイプ)が約2.8L、SHE60VD-W/K(600mlタイプ)が約4L、SHE120VD-W(1,200mlタイプ)が約5L×2。

加湿方法を使いわけ節電する「ハイブリッド加熱気化式」

  • ハイブリッド加熱気化式加湿器(500mlタイプ)

    ハイブリッド加熱気化式加湿器(500mlタイプ)

ハイブリッド加熱気化式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り加湿する「気化式」と、水を含んだフィルターにヒーターで暖めた温風をあてて加湿する「加熱気化式」を組み合わせたもの。2021年モデルでは3機種を展開する。

加湿能力500mlタイプ(木造和室8.5畳/プレハブ洋室14畳向け)、700mlタイプ(同12畳/同19畳向け)、850mlタイプ(同14.5畳/同23.5畳向け)の3機種。いずれも「プラズマW除菌機能」を搭載する。

湿度が低いときは加熱気化式で素早く加湿。設定湿度になった後は気化式に切り替わり、加湿量を調整。湿度に応じて2通りの方式を自動で切り替えることで、電気代を大幅に節約する。ヒーターOFFの「エコ運転」に設定した場合の消費電力は、通常運転時の約90%減となる。

ハイブリッド気化式の全機種で、三菱重工サーマルシステムズ製「ビーバーエアコン」との連動運転機能を備える。ビーバーエアコンの高級モデル(2015年以降のSRK-Sシリーズ・寒冷地向けSRK-SKシリーズ)および高機能モデル(2018年以降のSRK-Rシリーズ)に対応する。

希望小売価格は、SHK50VR-W(500mlタイプ)が33,000円、SHK70VR-W(700mlタイプ)が37,400円、SHK90VR-W(850mlタイプ)が44,000円。

本体サイズと重さは、SHK50VR-W(500mlタイプ)/SHK70VR-W(700mlタイプ)/SHK90VR-W(850mlタイプ)共通で、370×385×198mm/5.2kg。タンク容量も共通で約4.5L。