お笑いコンビ・NON STYLEの石田明が10日、東京・新宿の吉本興業東京本部で行われた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」SDGs人材交換留学「漫才ワークショップ」取材会に出席。NON STYLEとしての初ステージの思い出を語った。
今年3月に始動した東京大学の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせた「笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト」。第3弾として、東大生が吉本興業が持つ様々なメディア・コンテンツ・プロジェクトに参加する「体験活動プログラム」を実施し、9月10日には石田明(NON STYLE)が講師を務める特別講義「漫才ワークショップ」を実施した。
「漫才ワークショップ」では、講師・石田による漫才講義ののち、学生同士でコンビを組み、ネタ作りに挑戦。学生15人に東大卒の吉本興業社員1人が助っ人として参戦し、8組がステージで漫才を披露した。石田は「堂々としている」「クオリティが高い」などと感心しながらネタを鑑賞。大島凛太朗さんと野口賢太郎さんのコンビ・39太郎を、一番面白かったコンビとして「石田賞」に選出した。
取材会で、NON STYLEとしての初ステージの思い出を聞かれた石田は「僕たちは道端で漫才をやった。めちゃくちゃ練習しましたけど、大きい声すら出せなかったです。小さい声でしかできなくて、酔っ払いのサラリーマンにボロカスに言われた覚えがあります。井上(裕介)は『なにくそ!』と思って、僕は『辞めたい』と思いました」と振り返り、「井上が『なにくそ!』と思ってなかったらNON STYLEは続いてないです」と語った。
コンビとして長く続いてきた秘訣については、「1人がダメになったらダメになる。お互い助け合いながら、お互い引っ張ってあげながら、ということをやっていくしかない。あとは干渉しすぎないのが一番。あんまり求めすぎない。個性を奪いすぎない。自由を与え合うといい感じになるのかなと思います」と説明。さらに、「爆死した日があるから今の井上がある。あそこで爆死してなかったら僕たちは解散していたと思うので、いい感じで流れていっているんだなと思います」と話した。
なお、同イベントではお笑いコンビ・天狗(川田哲志、横山裕之)が司会を務めた。