キヤノンマーケティングジャパンは9月10日、ソフトウエアのインストール不要で、どこでも使用できるモバイルスキャナ「imageFORMULA R10」を発表した。9月中旬に発売する。直販の「キヤノンオンラインショップ」価格は30,580円。

  • imageホワイトカラーのFORMULA R10(左)と、ピンクゴールドカラーのimageFORMULA R10 PG

スキャナ本体にソフトウエア「CaptureOnTouch Lite」を内蔵することで、PC内蔵の専用ソフトウェアが不要で使えるモバイルスキャナ。スキャナ本体にスキャンデータが残らないため場所を選ばず使え、情報が漏えいする心配もないとする。

机の引き出しに収まるよう厚みを抑えて設計された小型デザインも特徴。ADF(自動原稿送り装置)を搭載し、最大20枚までの原稿を連続でスキャンできる。スキャン速度はモノクロ時で毎分12枚(A4タテ・300dpi)、24bitカラー時で毎分6枚(A4タテ・300dpi)。

画像処理機能は、それぞれの用紙サイズを自動的に検知する「用紙サイズ自動検知」、傾きを補正する「斜行補正」、読み取り容量を抑える「カラー・グレー・白黒自動判別」、白紙面を自動的に消去する「白紙スキップ」、裏面の写り込みを抑える「裏写り・地色除去」、細かな階調を再現する「グラフィック原稿モード」など。

電源はUSBバスパワーで、スキャナ本体を付属のUSBケーブルでPCとつなぐことで使用できる。PCとの接続中に給紙トレイを開くと自動で電源がオンになる機能も搭載する。

対応原稿サイズは幅50.8~216mm、長さ70~356mm。厚さは分離給紙時0.08~0.15mm。カードや名刺の読み取りも可能で、厚さ0.76mm以下のプラスチックカード(エンボスカードは厚さ1.4mm)、厚さ0.15~0.3mmの名刺スキャンに対応する。

センサーはCIS方式で光学解像度は600dpi。パソコンとの接続インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW285×D95×H40mm(トレー収納時)、W285×D257×H174mm(トレー全開時)。重さは約1.0kg。