お笑いコンビ・和牛が9日、DVD『情熱大陸×和牛』の発売を記念してオンライントークイベントを行い、終了後に取材に応じた。

  • 和牛の水田信二(左)と川西賢志郎

和牛はMBSの人気番組『情熱大陸』の3月14日放送回に出演。番組では約2カ月半、2人にカメラが密着。ストイックに笑いに打ち込み、売れっ子になった現状についても、時に本音を吐露する水田信二と川西賢志郎の真剣な姿は、視聴者の大きな反響を集めた。

同オンラインイベント終了後、囲み取材に応じた2人は、番組に「出てよかった」と口を揃え、「引き受けることは大事ですよね。芸人の裏側を見せるわけですから。でもそこをしっかり見せた上で、劇場でお客さんを笑わせることができるかどうか。そういう勝負に持ち込んでも僕はいいと思いました」(川西)、「ここまでの、現時点での和牛が詰まっているので、それを憶測されることもうがった見方をされることもなく、これが正直な気持ちなので、そういう意味でも出せてよかったです」(水田)と、その理由を明かした。

番組には「漫才師としての恥部が出ている」と語っていた川西は、「一番の恥部はネタ作りじゃないですかね」と真意を説明。ネタ作りは全裸のようなものだと言い、「舞台袖は乳首くらいじゃないですかね?」と下ネタで例えると、水田も「普段は(裏側を)見せないほうがいいんです。今回に関してはカメラマンでもある山内さん(番組ディレクター)の情熱で脱いでもいいかなと。今回だけ脱いじゃおうかなと。売れたらいいなと」と、あたかもヌード写真集でも出したかのようにたとえて笑わせた。

和牛とは旧知の仲でもあるという番組ディレクターの山内氏は、「和牛の漫才師としての姿を表現したかった。漫才師の生き様ですよね」と和牛を抜擢した理由を説明。「お笑い好きの人にとっては当たり前の、移動が別々、食事が別々とか、そういうことも映っています。漫才師という職業を知ってほしかったですし、和牛を知っている人にもより深く知ってほしかった。浅いところと深いところがあり、DVDはその両方をカバーできていると思います」と、放送時とは一味違う内容をアピールした。

なお、この日のイベントでは、和牛と山内氏が「この場面について話したい!」という箇所をそれぞれピックアップし、放送やDVDには収録されていない裏側、番組とお笑いへの思いなどを熱くトークした。また、オンラインイベント中には、和牛へ届いた約500通の質問への回答(一部)コーナーも行われた。