女優の剛力彩芽、歌手のDream Amiが9日、都内で行われたダブル主演ミュージカル『#チャミ』公開ゲネプロおよび囲み取材会に、共演の井阪郁巳、丘山晴己、反橋宗一郎、石井一彰とともに出席した。
本作は、韓国発の癒やし系コメディミュージカル。平凡な主人公「チャ・ミホ」と、彼女のSNSの中に存在する完璧な自分「チャミ(@CHA_ME)」の物語をユーモラスに描く。
同ミュージカルのテーマの1つである「SNS」。約2カ月前に行われた製作発表の際、剛力はSNSは「得意ではない」と語っていたが、稽古期間で役に向き合って改めてSNSは「向いていないなって…」と吐露。「改めて難しい。向き不向きがある。言葉選びも難しいです。Amiちゃんのをこっそりマネしています。Amiちゃんがこの写真をアップしている、私もアップしようみたいな。共演のみなさんがこのミュージカルの宣伝をSNSでしているのをみて、すごいなぁって思っていました」と語った。
Amiは不向きというSNSに奮闘する剛力をみて「頑張っていたよね」とフォローし、続けて「SNSはそこで世界が完結している。ウソであろうが、本当であろうが、そこに載っているのがすべてのように思えてしまう。SNSはよく使えばいいもの、悪い方向にいくとどこまでも悪くなってしまうって、普段使っていて実感する。SNSを使うとき、ウソなのか本当なのかどうなのかっていうことはいつも心がけて使っています」と話した。
剛力とAmiはミュージカル初出演となる。Amiは「こんなに楽しい世界があったんだという感じ」とミュージカルの世界に魅了されたようで、「挑戦すると決めるまでは勇気がいったけど、私にはできないと思っていたことがこんなに楽しんだってことにビックリしている」と充実感をあらわにした。
剛力もミュージカルは「もともとやりたかったんです」といい、「オファーをもらって嬉しかった。曲のジャンルがいっぱいで、ちゃんと歌えるのか不安もあったけど、やっていくうちに1つの作品でこんなにたくさんのジャンルの曲に挑戦できるのは楽しいって思った。なによりこのメンバーだからこそミュージカルが楽しいを思える。みなさんのおかげ」と感謝した。
剛力とAmiは、それぞれミホとチャミを交代で演じるというチャレンジな内容となっているが、Amiは「最初はできるかな、大変そうだなって想像していたけど、やってみると大変よりも楽しいのほうが明らかに勝っていた」といい、剛力も「意外と大丈夫でした。セリフ量の多さや歌うことへの大変はないです」と1人2役も楽しんでいる様子だった。
劇中ではミホが理想の自分を求めて葛藤する姿が描かれるが、自身にとっての「理想の女性像」を聞かれると、剛力は「ありのままの自分でいるのはすごく難しいけど、堂々としていて、でもそれを見せびらかさない人がかっこいい。あと気遣いや感謝できる人」と回答。Amiは「ありのままの自分を誇って、自信を持って生きている人。そういう女性は素敵」とした。
同ミュージカルは9月9日から21日まで、東京・自由劇場にて上演される。全22公演。