人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパンは「理想のワークスタイル」や「2021年のキャリアプラン」について調査したアンケート結果を9月8日に発表した。調査は、7月1日~7月31日の期間中、日本の334名を含む全世界の4,841名を対象にアンケートを実施した。
まず、オフィスで働くのに最も理想的な日数を聞いたところ、日本の会社員は1位「週2回」、2位「週3回」という結果に。世界的に見ても、「週2回」(30%)が最も多く、次いで「週3日」(27%)という回答結果で差異はなかった。リモートワークが定着していく中で、働く人の意識が変化していることが伺えたという。
一方、毎日オフィス勤務という旧来の働き方が理想と答えた日本の回答者は、わずか5%に留まった。さらに、日本の回答者の19%が「完全なリモートワークを続けたい」と回答しており、世界平均13%という数字を上回っていた。オフィス勤務のデメリットを問う質問へは、「通勤」(84%)、「柔軟な勤務時間」(60%)、「住む場所の柔軟性」(52%)の答えが上位を占めた。
次に、フル在宅勤務への勤務体制を受け入れることができるか尋ねたところ、その勤務形態を受け入れにくいと回答した日本の回答者は3%という結果に。フルリモートワークを受け入れにくい理由のトップ3は、1位「気が向いたときにオフィスに行くことができる」(54%)、2位「オフィスの方が生産性が高いと感じる」(36%)、3位「対面式の会議や同僚との交流がある」(25%)との意見があがった。