WeWork Japanは、同社が7月28日〜30日に実施した「コロナ禍長期化における働き方」に関する調査結果を発表した。
同調査は、主にオフィス内で勤務し、従業員20人以上の企業に勤める一般従業員500人(20〜60代男女)を対象に「コロナ禍長期化における働き方」に関する調査を実施したもの。調査エリアは首都圏、関西圏、中京圏、宮城、福岡。
「週に5日仕事をする場合、何日程度オフィスで働きたいと思うか」という問いには、週に1〜4日のいずれかはオフィスで働きたいという回答が51.2%と、2人に1人がオフィスとテレワークを組み合わせて働くハイブリッドワークをしたいと考えていることがわかった。特に20代は約70%以上がハイブリッドワークを希望しているという。一方で「オフィスで働きたいと思わない」と回答したのは 23%であった。
「働く場所の選択肢として1番生産性が上がると思うもの」を聞くと、「本社オフィスと自宅(在宅勤務)から選択」という回答が38.4%。「本社オフィスと自宅(在宅勤務)とその他のワークスペースをから選択」が18.2%と、「働く場所の選択肢がある=生産性が上がる」と考える人が半数以上にのぼった。
「いつ、どこで、どのように働くかどれくらい裁量権を持ちたいと思うか」と聞いたところ、「全て自分で決めたい」「できるだけ自 分で決めたい」「ある程度は自分で決めたい」が合計81%と、大半の従業員が働く場所は自身で選択したいと考えていることがわかった。
「仕事とプライベートにおけるバランス」 について聞くと、「変化に応じて柔軟に選択する」が49.6%と最多、次いで「仕事とプライベートのバランスを維持したい」人が28.6%であった。
「オフィス勤務とテレワーク勤務、どちらの働き方も認められているか」という質問には、37%が「認められていない」と回答。認められていないと回答した人に「今後、オフィスでの勤務とテレワークでの勤務どちらの働き方も認めてほしいか」と聞くと、42%が「テレワークを認めてほしい」と回答した。
「仕事のモチベーション向上には、働きやすいワークスペース環境は重要だと思うか」という問いには、「重要だと思う」「どちらかといえば重要だと思う」が合わせて8割以上となった。また、「オフィスで仕事をする意義や魅力だと思うもの」を聞くと、「集中できる環境」が56%で最多、次いで「自分のチームとコラボレーションできる」が28.6%と、高い集中力が必要な業務は在宅勤務ではなく、オフィスで行いたいという考えが多かった。
「働く場所を選ぶメリット」を尋ねると、「通勤時間の短縮、通勤費の節約になる」が60.6%で最多。次に「ワークライフバランスの向上」が 52.8%、「ストレスの少ない環境を選ぶことができる」が 39.6%と続いた。