サムスンのスマートウォッチ「Galaxy Watch4」が国内でも発表されました。新たなOSとなり、ヘルスケア機能をさらに強化したスマートウォッチで、「Galaxy Watch4」「Galaxy Watch4 Classic」の2モデルに加え、LTE通信に対応したGalaxy Watch4がKDDIから発売されます。通常のWi-Fiモデルは9月22日に発売。LTEモデルは10月下旬の発売です。価格は3万2000円から。ひととおり触ってみることができましたので、そのファーストインプレッションをお届けします。
Galaxy Watch4に搭載されているのはWear OS Powered by Samsungで、Googleのスマートウォッチ用OSであるWear OSと、Galaxy Watchで使われていたTizen OSを統合したものです。その結果、Galaxy Watch4にはWear OS用の様々なアプリをインストールできるようになっています。
本体は薄型軽量で、さらに通常の腕時計サイズに近づいています。円形の時計らしいデザインで、特にGalaxy Watch4 Classicは時計周囲に回転式のベゼルを採用しており、見た目はさらに一般的な時計のようです。
スマートウォッチとして必要な機能は満載されていますが、ヘルスケア機能として新たに体組成測定機能を搭載したのが新しい点です。骨格筋、基礎代謝量、体内の水分量、体脂肪率などを測定してくれる機能で、本体側面の2つのボタンを2本の指で15秒間触れるだけで測定してくれます。
あくまでウェルネス/フィットネス目的ということで、医療目的などでは使えませんが、普段の健康を意識する目安としては活用できそうです。そのほか、ワークアウト、睡眠、いびき、血中酸素レベルの測定もできます。グローバル版にはあったECG(心電図)など一部機能は日本では提供されていません。
Wear OSのアプリも活用できるので機能拡張も可能。海外の一部の国では決済サービスのGoogle Payが利用可能になっていますが、日本では非対応となっています。
デザインや時計サイズ以外、Galaxy Watch4とGalaxy Watch4 Classicに機能の違いはありません。KDDIが販売するLTEモデルはeSIMに対応して単体でのモバイル通信が可能な点を除けば、機能はGalaxy Watch4と同等です。
デザイン性の高さとWear OSアプリの拡張性、新たなヘルスケア機能、さらにLTEモデルも登場したGalaxy Watch4。個人的にはGoogle Payが利用可能になれば、Apple Watchに匹敵する製品になれると感じました。