女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女』season21(毎週木曜20:00~)が、10月にスタートすることが9日、明らかになった。今期は2クール放送となる。
同作は1999年の放送開始から根強い人気を誇り、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズ。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口)を中心に、ひと癖もふた癖もある研究員たちが科学的な見地から事件の真相解明に挑む姿を描く科学ミステリードラマとなっている。現在、初の映画作品が公開中だ。
『season21』のティザー予告映像では、初回からマリコに警察庁への異動話が浮上し、重大局面を迎えることが判明。さらに、胸を鮮血に染めて倒れるマリコの姿も。はたしてマリコの身に何が起きるのか。また、劇場版で約20年ぶりに登場し、大反響を巻き起こしたマリコの別れた夫・倉橋拓也(渡辺いっけい)も登場。倉橋こそマリコに異動を持ちかけた張本人で、自らが室長を務める警察庁「刑事指導連絡室」に、マリコを引き抜こうとする。第1話ではマリコをめぐって「土門薫刑事(内藤剛志)VS倉橋」の直接対決も……?
同作おなじみとなっており、これまでもSNSでトレンド入りを果たしてきた「衝撃的なマリコのワンカット」も健在。第1話ではマリコが“検視される”側に。第2話以降も「マリコのラーメン大食い選手権!?」「マリコ、ピアニストに挑戦!?」「マリコが土門の靴磨き!」などかつて見たことのないマリコの姿がドラマを盛り上げる。
沢口のコメントは以下の通り。
――新シーズンの始動に向けた、今のお気持ちを教えてください。
20周年の集大成として臨んだ劇場版が無事公開され、『season21』という新たなステージに向けて出発する、勢いに満ちた気持ちです。シリーズ史上最強の敵に立ち向かった映画を経て、マリコの真実を追求する姿勢に変わりはありませんが、今回のシーズンではキャリアを積んだマリコの“余裕”を表現できたら、と思っています。
――最新シーズンのみどころを教えてください。
渡辺いっけいさん演じるマリコの元夫・倉橋拓也をはじめ、『season21』には劇場版に登場したキャラクターが再び姿を現して、『科捜研の女』の世界に波乱を巻き起こしていきます。マリコも対峙する相手によって、さまざまな表情を見せていきます。ゲストたちが作品の世界観にどんな影響を与えるのか、ご期待ください。
――沢口さんが考える、初回のみどころは。
第1話では劇場版に続き、元夫・倉橋拓也が登場し、マリコと土門刑事と“拓也さん”の3ショットがみどころとなっています。撮影では、いっけいさんと相談してアドリブでハンカチを使ったお芝居を加えました。元夫婦だからこそのやりとりになっていると思いますし、マリコが最終的に選択するのは“どちら”なのか……ぜひ楽しみにしてください。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
劇場版という大きな節目を経て、『season21』という新たなステージがはじまります。『科捜研の女』ならではのバラエティ豊かな、まるでレインボーカラーのようなエピソードがそれぞれバージョンアップしていますので、ぜひご期待ください。今、ドラマの現場では、新型コロナウイルスへの対策を徹底して撮影に臨んでいます。視聴者のみなさんにドラマを通して少しでも元気や勇気、希望をお届けできたらうれしいですし、コロナ禍でのエチケットをみんなで守り、明るい未来を信じてこの状況を乗り越えたいですね。