AirPodsが勝手に機能強化される、というのはファームウェアアップデートのことですね。確かに、AirPods、AirPods Pro、AirPods Maxともファームウェアは更新可能で、しかもユーザの手を借りずに自動実行されます。任意のタイミングでアップデートすることはできませんから、勝手に機能強化されたといってもあながち誤りではありません。
AirPodsの発売以来、アップデートは繰り返し実行されています。アップデートが配布されてもユーザに通知されることはなく、ペアリング先のiPhoneを介して自動的にバックグラウンドで実行されます。逆にいえば、アップデートが開始されるタイミングを事前に把握することは困難です。
AirPodsはiPhoneに接続していないときでもファームウェアアップデートが可能です。ケースに格納した状態で充電ケーブルを接続(またはワイヤレス充電を開始)、ペアリングしたiPhoneをインターネットに接続できる状態にして近くに置いておけばOKです。つまり、自宅などWi-Fiを利用できる環境で、充電しているiPhoneのそばに置いておけば、いつの間にかAirPodsはファームウェアアップデートされています。
AirPodsのバージョンは、『設定』→「Bluetooth」の順に画面を開き、「○○のAirPods」行の右端にある「i」ボタンをタップすれば確認できます。2021年9月現在の最新バージョンは、第1世代AirPodsが6.8.8、第2世代AirPodsとAirPods Proが3E751、AirPods Maxが3E756となっています。もし、しばらく使っていないAirPodsが手もとにあるのなら、確認してみては?