JVCケンウッドは9月8日、ケンウッドブランドのデジタル簡易無線機「HyperDemitoss TPZ-D563BT」「HyperDemitoss TPZ-D563」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格はTPZ-D563BTが39,000円前後、TPZ-D563が37,000円前後。いずれも9月下旬に発売する。

  • 資格不要で使えるデジタル簡易無線機がJVCケンウッドから登場。Bluetooth対応の「HyperDemitoss TPZ-D563BT」と、Bluetoothを省いた「HyperDemitoss TPZ-D563」の2機種をラインナップする

TPZ-D563BT

TPZ-D563BTは、抗菌/抗ウイルス加工を施したデジタル簡易無線機。新たにBluetoothをサポートし、別売りのPTT付きワイヤレスヘッドセット「KHS-55BT」(予想実売価格は11,000円前後)と連携することで、PTTモード / PTTホールドモード / VOXでのワイヤレス運用を可能としている。動作時間は、約3時間の充電で約8時間(Bluetooth電池セーブオン時は約12時間)。無線機の設定は、PCとワイヤレス接続することで簡単に行える。

  • PTT付きワイヤレスヘッドセット「KHS-55BT」

無線機本体とバッテリーには、抗菌/抗ウイルス材の空気触媒「セルフィール」を採用。業界初となる「SIAA抗菌認証」を取得しており、優れた抗菌/抗ウイルス効果から幅広いシーンで運用できる。本体は、米国防総省軍用規格MIL-STDの11項目をクリアする堅牢性を保持し、防塵/防水はIP54/55/67/68に対応する。

そのほかにも、マスク越しの声が聞きやすくなる「はっきり聞取りモード」や、2つのグループのチャンネルを自動 / 交互に受信して1台で2台分の使い方ができるセカンドPTT(送信)機能、混信を緩和する3種類のオート・チャンネル・セレクト機能などを搭載する。

周波数帯は351MHz帯で、チャンネル数は陸上/海上用が30ch、上空用受信専用が5ch。本体サイズはW56×D28.4×H92mm、重さは247g。

TPZ-D563

TPZ-D563は、Bluetoothを省略したモデル。そのほかの仕様や機能はほぼ共通。