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お笑いコンビ・四千頭身の後藤拓実が8日、都内で初エッセイ『これこそが後藤』(講談社)の発売記念イベントを開催。報道陣の取材に応じ、今年7月に「文春オンライン」に報じられた、3歳年上の舞台女優・柚木亜里紗との交際について言及した。
同書には恋愛をテーマにしたエッセイが収録。後藤は「去年あったこと、パン屋さんの女の子に恋をした、花火のときに告白したことが書いてある」と話すと、「ご存知の方もいるかと思いますが、先々月報道を出させていただきまして…。(相手が)きょう予約したこの本を取りに行くと聞いておりますのでパン屋のくだりを塗りつぶしたい。本には(パン屋の子に向かって)『DMお待ちしております』と書いてありますが、これだけはフィクション枠で」と必死にお願いして笑わせた。
報道陣から結婚についての質問が出ると、「ちょっとこれは…。僕は気分屋さんなので結婚したいと思ったときに結婚したらバツがつく可能性がある」としどろもどろ。「なかなか攻めた方がいらっしゃる…」と誰かに助けを求めるように周囲を見渡していた。
同書は生い立ち、家族、お笑い、趣味について綴ったエッセイ。『小説現代』で連載したものに書き下ろしを加えたものとなる。執筆のきっかけについて後藤は、「なんて言うんでしょう…本を書きたいなんていう欲はどこにもない。圧といいますか、このへんで執筆しとくかという圧があって」と話し、「連載を1年して、それをまとめて本を出すことになった。大変うれしい」と初書籍発売の喜びをかみしめた。
連載時代は締め切りに追われる日々だったようで、「講談社さんにはものすごい迷惑かけた。ギリギリ締め切り当日、1日過ぎて出すこともあった」と苦労を回想。中でも1番のピンチは「Wordにログインできなくなった」ことで、「Wordは文字数が出るのですが、メモ帳だと文字数は出なくて。肉眼で文字数を1200文字数えたのがきつかったです…」と物悲しい表情で明かした。
また、エッセイには“三茶(三軒茶屋)のタワマンに住んでいる”旨が書かれているが、「あとから聞いたんですが三茶にタワマンが1つしかないと聞いて。コンシェルジュさんに聞いたら住民全員(僕がこのタワマンに住んでいることを)知っているって。18階というところまで書いているので、あと6室というところに迫った」と“家バレ”に戦々恐々だった。