ビズヒッツは9月7日、「中間管理職がつらいと思う瞬間」に関する調査結果を発表した。調査は6月29日~7月13日、中間管理職の経験を持つ男女238人を対象にインターネットで行われた。

回答者の属性は「40代」(39.4%)、「30代」(36.6%)、「50代」(15.1%)、「20代」(5.5%)、「60代」(3.4%)となる。

  • 回答者の属性

調査結果は以下の通り。まず、「中間管理職がツライと感じる瞬間」を聞くと、1位「板挟みになるとき」、2位「部下を指導するとき」、3位「仕事が多岐にわたるとき」、4位「責任を取らされるとき」「納得できない指示を部下に伝えるとき」、6位「意見が通らないとき」「上から無理難題をふられたとき」、8位「部下の不満を聞くとき」となった。

  • 中間管理職がツライと感じる瞬間

また具体的なコメントでは、「上司の理不尽な指示と部下からの不満で板挟みになることが多く、ストレスが溜まりやすい」(40代男性)、「上司からと部下から仕事が来るので、やらないといけない仕事量が多くてつらくなる」(30代男性)、「部下がミスをしても、私の責任にされる」(40代女性)、「間違っていると分かっていても、社長のやり方に従わないといけないときがツライ」(50代男性)などがあった。

そして、「パートさんが文句を言ってくるとき。シフトの調整が効かないときもあるのに、どうしようもないことで文句を言ってきます」(40代女性)、「新人の教育をしなければならないのに、上司からは『勤務時間をなるべく削れ』と言われる」(20代女性)などの声もあがっていた。

次に「自分が中間管理職に向いていると思いますか」と聞いたところ、「向いている」(3.4%)、「まあ向いている」(31.9%)、「あまり向いていない」(50.0%)、「まったく向いていない」(14.7%)という結果に。

  • 自分が中間管理職に向いていると思いますか

向いていない理由では、「自分で黙々と作業するのが好きであり、他者の事を管理するスキルに欠けていると思うから」(30代男性)、「性格的な問題。他人から嫌われると非常に落ち込むので、立場が違う複数人の意見を調整する中で、希望に添えないこの立場はつらい」(40代女性)というコメントがあった。

さらに、「仕事の悩みを相談する相手」を尋ねると、「いない」(35.3%)、「家族」(22.3%)、「友人・恋人」(20.2%)、「上司・同僚」(19.7%)、「同期」(7.6%)、「元上司・元同僚」(4.2%)、「部下」「知り合い」(1.3%)となっている。

  • 仕事の悩みを相談する相手