ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人が主演を務めるMBS/TBSドラマイズム『トーキョー製麺所』が、7日にスタートする。放送開始を前に、物語の舞台となるうどんチェーン店「トーキョー製麺所」の新店長・赤松幸太郎を演じる吉野と、バイトリーダー・青井春翔を演じる柳俊太郎にインタビュー。本作の魅力や役作り、共演の感想など話を聞いた。
本作は、ちょっぴり問題を抱えた「トーキョー製麺所」で働く5人の男女の奮闘記をシニカルかつコメディタッチで描く青春グルメ群像劇。『バイプレイヤーズ』シリーズなどの宮本武史氏が脚本、『直ちゃんは小学三年生』などの近藤啓介氏が監督を務める完全オリジナルストーリーだ。
吉野が演じるのは、「トーキョー製麺所」の新店長で元ホテルマンの主人公・赤松幸太郎。そして、バイトリーダー・青井春翔を栁、関西出身の大学生バイト・緑川義雄を奥野壮、就活中の女子大生バイト・桃田凛を秋田汐梨、バツイチ子持ちのパート・黄本節子をニッチェの江上敬子が演じる。
――演じる役柄をどのように捉えているか教えてください。
吉野:赤松は、まっすぐで自分の信念を曲げない頑固な部分がある熱い人間ですが、抜けている部分もあります。つかみどころがない人間ですが、従業員たちのサポートをしたり人間らしい部分もあります。
柳:青井は、夢を追いながらうどん屋さんでバイトを続けていたらバイトリーダーになって、急に変な店長が来て惑わされるという役どころです。夢を追いながらバイトしていて、生活費を稼げるくらい働ければそれでいいという男ですが、そこにめちゃくちゃ熱い店長が来て、新しい青井の価値観が生まれる。その変化が芝居していて楽しいです。
――演じていていかがですか?
吉野:監督から「あえてダサいイメージでやりたい」と言われたときはすごく戸惑いました。ダサい役を演じてこなかったので。自分の性格とも真逆で、僕はマイペースでゆったりしているんですけど、赤松はハキハキしゃべるし、自分の信念だけというか、他人の意見をあまり聞き入れないタイプ。僕にはそういう部分はないので最初は戸惑いましたが、やっと少し染みついてきたかなと。でもすごく疲れますね (笑)。撮影の合間もどういう居方をすればいいのかわからない。演者さんと仲良く話したいけれど、それをしすぎてしまうと役に影響が出てしまうというところで、本当に難しくて、日々葛藤しながらやっています。
柳:青井はフラットな役ですが、ほかの麺戦士のキャラクターが濃いので、周りのキャラクターを見て面白いなと思いながら芝居しています。監督も芝居をつけるときに芝居をしてくれるのですが、その芝居が面白い(笑)。監督が見せる顔とかがめちゃくちゃ面白くて、これ超えられないなという演出をされるんです。
――吉野さんは、監督からどのような演出をされましたか?
吉野:普通に歩くところも面白くやってほしいと。監督がやって見せてくれるので、すごくやりやすいです。
――初のダサい役とのことですが、この役を演じることで俳優として成長できているなと感じますか?
吉野:振り切れたというか、何でも演じるのが役者だと思うので、妥協せずやっていきたいなとすごく感じました。自分の幅というか、自分が演じられるものの幅を増やしていきたいです。
――公開されたビジュアルに対しては、SNSで「かっこいい」という声が上がっていました。
吉野:ドラマを見ていただければイライラしてくると思います(笑)
――柳さんは、役との共通点はありますか? また、この役を演じて成長できていることがありましたら教えてください。
柳:テンションは同じ感じです。僕はブチ切れたりはしないですけど。また、夢を持ちながらも臆病な部分は僕もそういうところがありますし、そこを周りの人の力も借りて乗り越えていくというドラマなので、そういう部分では勉強になるなと。周りに支えられて生きているんだなと感じます。