東山紀之演じる天樹悠を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)ら、7人のスペシャリストが凶悪犯罪や未解決事件に挑むテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』。現在放送中のシーズン7(毎週水曜21:00~)は7人それぞれに焦点を当てた“メイン回”で各キャラクターを深掘りしていく、ファンにはたまらない新作となっている。
マイナビニュースでは、キャスト6人へ現場の裏話を聞き、メッセージを繋いでいく「刑事7人 スペシャルリレー」をお届け。ラストを飾る第6回には、あす8日に放送される第8話でメインを務める白洲が登場。警察学校時代の同期で、ルームシェアメイトの伊藤優(ジャニーズJr./Travis Japan 松倉海斗)に女児突き落とし事件被害者の兄である可能性が浮上し、拓海は――。そんな第8話の見どころと共に、白洲が座長・東山の魅力や、塚本のムードメーカーぶり、そして「めちゃくちゃいい子だった」という松倉の印象を語った。
■7人の中で一番のムードメーカーは
全員がムードメーカーですが、その中でも特別名前を挙げたくなるのが“塚本兄さん”。どんなときでも現場を盛り上げてくれます。持ち前の明るさもあると思いますが、あえてふざけてみたり、大声を出してみたり……現場の雰囲気を良くするために、そういう役目を買って出てくれているんです。本人は恥ずかしがって認めないと思いますが(笑)。芝居をちゃんとやりつつも、周囲に気を配れる余裕がすごい。真似したいけど、僕には真似できない魅力です。
僕自身は拓海ほど明るいタイプではないですが、共演する方が少しでも気持ちよく現場にいられるように、他愛もない会話を弾ませてみたり、お芝居中にやりづらそうなところがあったら一声かけてみたりと、自分にできることはないか日々考えているつもりです。
■7人の中で初対面から印象が変わったのは
東山さんです。お会いする前は、クールでかっこよくて、あまりしゃべらない方なのかなと勝手なイメージを抱いていましたが、実際はユーモアがあって、冗談もたくさん言うし、現場をすごく盛り上げてくれる方。ただお芝居をするだけじゃなくて、お芝居をしやすい空気まで作ってくれるところは、僕がいつか身につけたいなと思っている部分。『刑事7人』は僕にとって、芝居はもちろん、現場の作り方など芝居以外でもすごく収穫がある。いい経験をさせていただいています。
■前回登場、塚本高史からの「いじられキャラの白洲くんのままでいてほしい」「自分の役や立ち位置をしっかり考えて作り上げたところが役者として素晴らしい」というメッセージを受けて
絶対に面と向かって言ってくれないことだから、こっ恥ずかしいですね (笑)。いじられるのは本当にありがたいこと。最初はシリーズもののドラマに途中から参加するということで緊張しましたが、東山さんが皆を巻き込んで僕をいじってくれたからすんなりと輪に入ることができました。今はいじられているときの掛け合いがすごく心地良くて、僕にとって大切な時間になっています。いじられるのはこの現場くらいですしね。
■白洲迅から見た東山紀之の魅力
頭が良くて知識が豊富だからこそ、いろんなジョークを飛ばせたり楽しい会話ができていつも現場を和ませてくれる。そんなお茶目で力の抜けた部分がありながら、キメるところは100%かっこよくキメる……と両方持っているのは大人の男として魅力的ですよね。ああいうふうになりたいなと本当に思います。ジャニーズのアイドルとして第一線で活躍してきた方だからこそ、“かっこつけきる”ことが当たり前のように身についてらっしゃって、あそこまでビシッとキマる役者さんはなかなかいないと思います。
■野々村拓海が主役、第8話の見どころと松倉海斗の印象
優役の松倉くんは、真面目で素直でめちゃくちゃいい子でした。『刑事7人』では先輩方に囲まれることがほとんどなので、後輩感漂う年下の松倉くんとのシーンではいつもと違う空気を楽しむことができました。すごく気持ちのいい子でかわいかったです。1対1のシーンでは、目を見て気持ちを伝え合って……僕の芝居をちゃんと受け取ってくれたと感じることができました。
僕のことを「大人の男性の魅力があふれ出ていた」と言ってくれているコメントも読みましたが、東山さんや『刑事7人』の先輩方には知られたくないですね(笑)。
拓海が『刑事7人』に加わって4年目。第8話は、成長を重ねた拓海の1つの集大成のような話になっています。まだ拓海にも未熟なところがあって、そこをフォローする専従捜査班メンバーたちとの絆も見どころ。友情や仲間たちとの絆という“情”の部分が描かれた熱いエピソードなので、ドキドキしながら楽しんでいただけたらうれしいです。