俳優の田中圭が7日、都内で行われたHuluのドラマ『死神さん』(17日配信スタート、毎週金曜更新 ※全6話)の配信記念イベントに登場し、堤幸彦監督に絶賛された。

  • 田中圭

田中じるクセモノ刑事・儀藤が事件ごとに相棒を変えながら冤罪事件を再捜査し、真実を明らかにしていく同ドラマ。黒い帽子とやけに目立つ鼻のホクロがトレードマークで、原作をもとに、田中と堤監督でキャラクターを作り上げていった。

撮影現場では、ゲスト出演する竹中直人や蓮佛美沙子に、その風貌の田中が「久しぶり~」と声をかけようとするも、「2人とも最初僕に気づかなくて、『あ、圭さんだったんですか!』みたいな感じだったんです。だから、やっててどんどん楽しくなていきました」と振り返った。

そんな田中を、堤監督は今作の撮影を通して、「数々の作品にずっと途切れることなく出続けていらしゃるその意味が、よく分かりましたね。演出家・監督の立場から見ると、ある種役者としては完全形なんですね。今回は遊び心たっぷりにやらせていただきましたけど、“恐るべし、田中圭”と言ったところでしょうか」と絶賛。

さらに、「どんな長いセリフでも完璧に覚えてきますね。それは役者なんだから普通なんだけど、ニュアンスとか儀藤というキャラクターの上に立ってセリフを入れてくるから、本当に撮りやすい! 素晴らしかったです」といい、その完璧ぶりを「ロボットである」と表現した。

堤監督に「どうやって(セリフを)覚えてるんですか?」と聞かれた田中は「必死に暗記ですよ」と回答。だが、現場でその苦労は見せないそうで、共演の前田敦子は「いつも夜ご飯のこと考えてるのに(笑)」と驚いていた。

  • (左から)竹中直人、前田敦子、田中圭、堤幸彦監督