アテックスは9月7日、シンプルなデザインの電動リクライニングベッド「AX-BEA708」および「AX-BEA709」を発表した。発売日は2021年9月20日。価格はAX-BEA708が45,000円、AX-BEA709が55,000円(いずれも非課税)。
背もたれが65度まで、足もとは20度まで無段階に調整できる、電動リクライニングベッドのエントリーモデル。もたれの長さは約92cmで、頭までゆったり体重をあずけられる。
AX-BEA708は背もたれにモーターをひとつ搭載(足元は背もたれと連動、解除も可能)。AX-BEA709は背もたれ・足元と2つのモーターを搭載し、足もとも好みの角度に調節できる。
マットレスは専用品が付属。芯材の固わた(厚さ6cm)と、しっかりした硬さのウレタンフォーム(厚さ2cm)を重ねた2層構造となっており、適度な硬さが睡眠時にかかる身体への負荷を分散し、快眠へと導くとしている。立ち上がるときにつかめるグリップは、設置場所や使用用途に応じて取り付け位置が選べる。
納品時には、長さ約2mのベッドフレームを2分割した状態で届く。搬入時に通路で引っかかるなどのトラブルなく運び入れられるため、模様替えや引っ越し、収納のときも扱いやすい。組み立て時は、フレームを広げ、ヘッドボードとグリップを差し込む。
「AX-BEA708」および「AX-BEA709」は、社会政策的配慮から国が非課税とする特殊寝台(介護ベッド)の要件を満たしているため、非課税で販売される。
9月7日開催の新製品発表会では、アテックスが1993年、ルルドブランドの創設前からリクライニングベッドを販売していると深野社長がコメントした。
電動リクライニングベッドは高価な物が多く、介護保険制度を利用してリース(自己負担額は1割~3割程度)できるが、介護度が低い場合は補助が受けられない。そのため、アテックスは介護認定を受けられない人でも手軽に使えてくつろげる低価格電動ベッドに専念して商品展開をしていると語った。
本体サイズはいずれも本体:約W1,000×L2,050×H 550mm。重さはAX-BEA708が約41.5kg、AX-BEA709が約43kg。付属品はマットレス、ヘッドボード、サイドグリップ(2本1セット)、ACアダプター。別売品として、グレー/ライトグレー/アイボリーから選べる専用ボックスカバー(4,180円)も展開する。