東武鉄道は6日、鬼怒川線下今市~鬼怒川温泉間にて、復活運転後の鬼怒川線で初となる「SL大樹」の重連運転を10月1日に実施すると発表した。JR北海道で活躍したC11形207号機を先頭に、真岡鐵道で活躍したC11形325号機を連結して運転する。
重連運転は、急勾配区間などにおける牽引力を上げるため、蒸気機関車を2両連結して運転するもので、現在では貴重な蒸気機関車ならではの力強さと、かつての昭和レトロの光景を楽しんでもらうことを目的に、イベント運転として実施する。10月1日に実施する重連運転は下今市~鬼怒川温泉間を1往復し、往路は下今市駅10時29分発・鬼怒川温泉駅11時5分着、復路は鬼怒川温泉駅15時37分発・下今市駅16時14分着で運転される。
今回の「SL大樹」重連運転は、9月9日11時から販売開始する東武トップツアーズの旅行商品「SL大樹重連乗り鉄&撮り鉄満喫ツアー」に参加することで乗車できる。「東武鉄道公式ファンクラブ」会員には、会員特典として9月6日17時から先行して申込みを受け付ける。ツアー料金は通常客車プランが1万3,800円、ドリームカープランが1万5,800円。
「SL大樹」の重連運転に合わせ、10月1~31日に「SL大樹重連運転 記念乗車券」を1セット1,000円で発売。3枚の硬券を1セットにしたほか、台紙から「SL大樹」を引き出し、2両連結できる仕様となっている。東武鉄道の55駅にて合計3,000セット(1人5セットまで)発売され、1人5セットまで購入可能。売り切れ次第、販売終了となる。
なお、東武日光駅と鬼怒川温泉駅のツーリストセンターにて、9月17~30日に「SL大樹重連入換クイズ」を実施。正解者の中から抽選で5名に東武鉄道オリジナルグッズをプレゼントするとのこと。