相鉄バスと群馬大学、日本モビリティの3者は、9月20~24日の5日間、横浜市内の公道で営業運行中の路線バスによる自動運転の実証実験を行うと発表した。

  • 自動運転の実証実験を行う路線バス車両

実証実験は横浜市の「I・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト」の一環として実施。今年3月に左近山団地で実施した試験走行区間を延伸し、横浜市旭区の二俣川駅から左近山団地までの間を走行する路線バスの一部区間(二俣川駅南口~左近山第5間)、往復約9kmの公道にて、大型の自動運転バスを用いて営業運行する。

自動運転は、運転席に運転士を配置した「レベル2」で実施。車内には運転士のほか、乗客の対応や運行のサポートを行う保安要員を1人配置し、安全性を担保しながらスムーズな運行を実現するという。一部区間は運転士が手動で運転する。

  • 運転士が監視する状態で自動運転を行う

  • 実証実験区間図

最高速度30km/hで自動運転を行い、区間中にある22カ所のバス停すべてに停車する。運行便数は、1日あたり二俣川駅南口発3便、左近山第5発3便の計6便。相鉄グループは今後も大型バスの自動運転による実証実験を継続的に行い、限定領域内でシステムがすべての運転を実施する「自動運転レベル4」による営業運行をめざすとしている。