パナソニック ハウジングシステム事業部はこのほど、「日本全国10,000人くらし調査」の結果を発表した。47都道府県在住の20~79歳の個人を対象に、「1回目 家での過ごし方についてのアンケート」「2回目 自由時間の過ごし方についてのアンケート」を実施し、「家事分担」など5つの変化についてまとめた。調査期間は2021年4月20日~5月13日、有効回答は1回目1万1491人、2回名1万4,064人。

配偶者の家事、4割が「出来栄えに不満足」

  • 左:パートナーの約40%が「出来栄えに不満足」

右:配偶者にやってほしい家事ベスト3|

家族や家事に関する項目では、30代女性の25.2%が自粛期間をきっかけに「家族団らんの時間が増えた」と答えた一方、15.7%が「家族の在宅期間が増えて、ひとりの時間がほしくなった」と回答。自粛期間で家族の在宅時間が増えたことにより、女性がストレスを感じている状況が浮き彫りになった。

この1年で家事を誰かと一緒にするようになった人は、約3人に1人の29.7%。しかし、配偶者の家事については、約40%が「出来栄えに不満足」と回答した。また、配偶者にしてほしい家事ベスト3は、1位「片付け・整理整頓」、2位「部屋の掃除」、3位「風呂洗い」となった。

仕事に関する項目では、「現在在宅ワークを併用している」と回答した割合は34.2%。今後、希望する働き方については、52.5%が「在宅ワークの併用を希望している」と答えた反面、75%が書斎や仕事部屋を持っておらず、「リビング」(60.9%)や「寝室」(26.5%)などで仕事をしていることがわかった。

この他、エリア別のくらし方ランキングも公開。「家事シェアが進んでいるエリア」1位は北海道、「1人の時間が恋しくなってきたエリア」1位は中部、「趣味の生活を満喫しているエリア」1位は九州・沖縄、「家事と仕事両立エリア」1位は東北などとなった。