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【この記事のエキスパート】
キャンプ/釣りライター:中山 一弘
青年期に始めた釣り新聞への寄稿を始めとして、サイトAllAboutでのフィッシングガイドを務める。
ほかにも雑誌『Salty!(ソルティ)』やアウトドア系の雑誌やWeb媒体などでの執筆多数。
今も休日には必ず海山湖を駆けまわっている自然派で、あらゆるジャンルの釣りを体験し、季節に合わせて日本中の旬な魚を追っている。
キャンプ用品は、あえて払い下げのミリタリー系ギアで揃えるマニアな一面も。
ジギングやエギングをはじめ船釣りを楽しくしてくれる存在が電動リールです。重たいオモリがついた仕掛けを何度も投入・回収しないといけない釣りが一気に楽になります。この記事では、電動リールの選び方とダイワやシマノをはじめとしたおすすめ商品を紹介します。
電動リールとは
船釣りの場合、重たいオモリを何度も打ち返さないこともあるため、リールを巻く作業だけでも一苦労することもあります。電動リールは自動的に仕掛けを巻きとってくれるので仕掛けの打ち返しの負担を大きく減らし、釣りを効率的にしてくれます。
また、魚がかかったときのやり取りもレバーの強弱を使ってコントロールできるので非常に楽です。疲労を減らし、釣りそのものを楽しむことに集中できるため、今ではほとんどの船釣りで電動リールは主役となっています。
ここではその選び方やおすすめ商品をご紹介していきます。
電動リールの選び方
あると便利な釣り道具の「電動リール」。様々な種類がありますが、どのように選べばよいのでしょう?ここではそのポイントを4つご紹介します。
【1】対象魚種に応じた番手
【2】モーターの性能
【3】糸巻量
【4】船宿の指定ライン
それぞれについて説明しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】対象魚種に応じた番手で選ぶ
ダイワ『シーボーグ 200J-SJ』:
電動リールには番手と呼ばれるものがついています。シマノでしたら、200~9000番。ダイワは200~3000番とメーカーによって呼称は変わりますが、それぞれ対象魚種によって使い分けるのが一般的です。
簡単にいえば、大きな番手ほど対処魚が大きくなり、小さい番手ほど対象魚は小型になると覚えておけば間違いありません。電動リールは番手が上がるほど重くなるため、まずは自分の釣りたい魚がどの番手に合っているかを確認するようにしましょう。
では、各メーカーの番手で狙える対象魚について一例を見ていきましょう。
シマノ3000番以下/ダイワ500番以下
ダイワ『レオブリッツ 200J』:
ライトアジやライト真鯛など、小型の対象魚に最適なサイズです。リールもコンパクトなものが多く、魚の引きなどもダイレクトに伝わるので人気になっています。
上位機種に比べて機能的にも引けを取らない製品も増えているので、今後主役になっていくかも知れません。船宿によって指定のライン太さがあるので、それに合わせて細かな番手を選ぶようにしましょう。
シマノ3000番/ダイワ500番
シマノ『フォースマスター 3000XP』:
コマセ真鯛や、イサキ五目、イナダなどの小型~中型までの回遊魚など、人気の船釣りのほとんどをカバーする番手です。PE6号300mという糸巻き量は、これまで船釣りの定番となっていました。
現在ではライトゲームが人気になり、主役の座が奪われつつありますが、それでもやはりこの番手は電動リールの中心的存在であることは変わりません。船宿指定の番手になっていることも多いので、まずはこのサイズから選ぶことになる釣り人も多いでしょう。
シマノ3000番以上/ダイワ500番以上
シマノ『ビーストマスター 6000』:
ブリやマグロといった大型回遊魚や、キンメダイ、アコウダイといった深海魚を狙うときに使う番手です。太い糸を大量に巻けるサイズになるので、モーターやギアも大きく、頑丈なのが特徴です。
このクラスになると、完全に船宿の指定ラインとの兼ね合いによって選ぶ必要が出てくるので、常連さんや船長のアドバイスをよく聞いて製品を選ぶのがコツです。
【2】モーターの性能で選ぶ
ダイワ(DAIWA) 電動リール 20 シーボーグ 300MJ (2020モデル):¥99,440 ( 2022年5月10日時点 )
電動リールを選ぶ際は、モーターの性能も確認するようにしましょう。モーターの性能が高いものほど巻き上げる力も強いので、特にサイズの大きな魚を狙っている場合は重要なポイントです。
ただし、モーターの性能が高まるのに比例して高価になるため、予算との折り合いが必要になります。
【3】糸巻量で選ぶ
ダイワ(DAIWA) 電動リール 18 シーボーグ 200J-SJ (2018モデル):¥90,646 ( 2022年5月10日時点 )
どれだけの量の糸を巻けるかも、モデルによって異なります。一般的な釣りでは200m以上巻けるモデルで問題ありませんが、釣り上げる際のトラブルでラインを消費することもあるので、300m以上巻けるモデルを選ぶのもおすすめです。
また、使用するラインとの相性も考慮する必要があるため、自分が使うラインに合った糸巻量のものを選ぶようにしましょう。
【4】船宿の指定ラインで選ぶ
ダイワ(DAIWA) 電動リール シーボーグ:
自分が釣りたい魚種が決まったら、まずどの船に乗るかを調べておきましょう。
船釣りでは乗り合わせる全員が同じオモリ、同じ道糸でないと、仕掛けを潮に入れて流すときの抵抗が変わってしまい、オマツリ(お互いの糸が絡まること)ばかりになってしまいます。
船宿では釣魚によって指定の号数があるのでまずはそれを確認し、よく攻める水深の倍以上のラインが巻けるリールが、その釣りには最適になります。
ほとんどの船宿では質問に快く答えてくれますから、電動リールを買う前に必ず確認するようにしてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)