プジョーが新型「308」を日本で初めて公開した。新型308のボディはハッチバック(HB)とステーションワゴン(SW)の2種類、パワートレインはガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド(PHEV)の3種類から選べる。新しい「ライオン」のロゴを初めて装着するクルマとしても注目だ。日本での発売はHBが2022年第1四半期、SWが同第2四半期の予定。

  • プジョーの新型「308」

    日本初公開となったプジョーの新型「308」。ボディタイプはハッチバックだ

「308」が電動化! PHEVは売れる?

308はこれまでに世界で累計700万台超が売れた人気車種。プジョーのラインアップに占める販売比率は20~30%で、時には40%に迫る勢いを示すこともあったという。

新型308のボディサイズを確認すると、HBは全長4,360mm(現行型に比べ+105mm)、全幅1,850mm、全高1,430mm(-20mm)、ホイールベース2,675mm(+55mm)で、フロントウィンドウの位置が現行型に比べ100mm後退している。SWは全長4,640mm(+110mm)、全幅1,850mm、全高1,440mm(+10mm)、ホイールベース2,732mm(+55mm)。ラゲッジルームは現行型に比べ+196Lの608Lに拡大しているそうだ。

  • プジョーの新型「308」

    新型「308」は現行型に比べひと回り大きくなった印象だ

搭載するパワートレインは1.2Lのガソリンターボエンジン(最高出力130PS、最大トルク230Nm)、1.5Lのクリーンディーゼルターボエンジン(130PS、300Nm)、PHEV(225PS、360Nm、数値は全て欧州仕様)の3種類。現行型308では約7割のユーザーがクリーンディーゼルを選んでいるらしい。ディーゼルエンジンの力強さや燃費の良さ、燃料代の安さが選ばれる理由となっている。

新型308は初めてPHEVを採用するが、プジョーのマーケティング担当による見立てでは、出だしで10~20%程度の顧客がPHEVを選ぶのでは、とのことだった。

  • プジョーの新型「308」

    電動化を果たしたことも新型「308」のニュースだ

新しくなったプジョーのライオンロゴを初めて装着するクルマが308であることは、同社がこのクルマにかける期待の表れと考えることもできる。プジョーはライオンをモチーフとするロゴをリニューアルしながら使い続けているが、今回の新ロゴは11代目となる。新型308のグリルパターンは、新たなロゴをあしらったエンブレムに収束していくようなデザインとなっている。

  • プジョーの新型「308」

    歴代のロゴ。今度の新デザインで11代目となる

  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • 左は従来のロゴ、右は新型「308」が装着する新しいエンブレム

  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • 新型「308」

  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • プジョーの新型「308」
  • 新型「308」