富士フイルムは9月2日、YouTubeで製品発表会「X Summit PRIME 2021」を実施し、ラージフォーマットのFUJIFILM Gマウント向け標準ズームレンズ「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は120,000円前後。2021年11月中の販売を予定している。
GF35-70mmF4.5-5.6 WRは、35mmフルサイズ換算で28~55mm相当の画角をカバーする標準ズームレンズ。GFXシリーズよりを多くの人に手に取ってもらうべく、小型軽量でリーズナブルな価格を目指して開発。沈胴機構を採用してコンパクトなサイズ感を実現したほか、マウントにアルミ素材を採用し、AF駆動にはステッピングモーターを搭載する。
最短撮影距離はズーム全域で35cmという使いやすさを備え、テレ端では最大撮影倍率0.28倍での撮影が可能。解像性能は「GF32-64mmF4」に若干及ばないものの、F8まで絞れば1億画素機でも問題なく利用できるという。動画撮影に配慮した低ブリージング仕様で、防塵防滴耐低温に対応する。その他の主な仕様は以下の通り。
- マウント:FUJIFILM Gマウント
- 焦点距離:28~55mm(35mmフルサイズ換算)
- レンズ構成:9群11枚(非球面レンズ×1、ED×2)
- 最短撮影距離:0.35m
- 最大撮影倍率:0.28倍
- 開放絞り:F4.5~F5.6
- フィルターサイズ:62mm
- 本体サイズ(最大径×全長):84.9×73.9mm
- 重さ:390g