日本テレビは2日、10月改編説明会を開催し、10月から2クール(半年間)にわたって放送されるドラマ『真犯人フラグ』(毎週日曜22:30～)について、加藤正俊チーフプロデューサーが説明した。

  • 『真犯人フラグ』に出演する(左から)芳根京子、西島秀俊、宮沢りえ＝日本テレビ提供

西島秀俊演じるごく普通の真面目なサラリーマン・相良凌介が、ある日突然家族が失踪したことで、日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になってしまう同ドラマ。凌介の妻で、子どもとともに姿を消してしまう相良真帆を宮沢りえ、真帆の失踪の謎を凌介と共に追う部下・二宮瑞穂を芳根京子が演じる。

秋元康氏が企画・原案を務め、『あなたの番です』の制作スタッフが集結するオリジナルミステリーで、加藤CPは「最強チームの座組になっております」と胸を張った。

今作で掲げるテーマは「1億総推理作家時代のノンストップ考察ミステリー」。不可解な事件起きると、多くの人が「この人が怪しい」と、勝手に推理してその説をSNSで発信して広まってしまう今の時代を表した言葉だ。

西島が演じるのは、「いろんなことがどんどん悪いようにに解釈され、拡散されて、どんどん窮地に陥っていきます。ピンチに追い込まれる主人公ですが、おっとりして人を疑うことができないという、かなりポンコツです」というキャラクター。「でも、その人を信じる力とか、折れない強さ、家族への愛が周囲の仲間を動かして、少しずつ真実に近づいていきます」というストーリー展開となる。

この役に挑む西島について、加藤CPは「現場で試行錯誤しながら、とてもチャーミングに演じてくださっています。私も見たことのない西島さんだなと思うので、視聴者の方がものすごく応援したくなる主人公になっていると思います」と予告。

さらに、「宮沢りえさん、芳根京子さんのほか、未発表ですが豪華で実力のある俳優陣がたくさんそろっています。役者さん同士の演技合戦も、登場人物全員が怪しく見えてくるというところも、見どころの1つです」と話し、「愛や絆といった人間ドラマで、ちょっと笑える部分もありますが、毎回ラストに『あな番』と同じように衝撃の展開を用意しています。日曜の夜が待ち遠しくなるドラマ、どんでん返しの連続で、半年間毎週見てる人を飽きさせない作品にしていこうと思ってます。キャスト・スタッフ一丸となって、最高のエンタテインメント作品をお届けできるよう、日々撮影していますので、ご期待いただけたらと思います」と呼びかけた。