NTTドコモ/KDDI/ソフトバンクは9月2日、3社が共同して展開している「+メッセージ」のサービスを、各社の全ブランドとMVNOに拡大することを発表した。

  • サービス拡大イメージ

    3社の全ブランド/MVNOに「+メッセージ」対応を拡大する

各社の現在の対応状況と今後のスケジュールは下表のとおり。現在は各社のメインブランドでの対応にとどまっているが、それを各社のサブブランドとMVNOに拡げていくという計画だ。UQ mobileとau回線のMVNOでは、9月2日の発表当日から「+メッセージ」が利用できるようになる。

事業者 ブランド/サービス 対応時期
KDDI au/povo 提供済み
UQ mobile/MVNO(au回線) 2021年9月2日
NTTドコモ NTTドコモ(ahamo含む) 提供済み
MVNO(ドコモ回線) 2021年9月下旬予定
ソフトバンク ソフトバンク 提供済み
ワイモバイル/LINEMO/MVNO(ソフトバンク回線) 2022年春予定

「+メッセージ(プラスメッセージ)」は、2018年5月から提供されているメッセージサービスで、2021年7月にはユーザー数が2,500万人を突破している。GSMAで世界的に標準化されているRCSに準拠し、送受信相手のキャリアを意識することなく携帯電話番号だけでメッセージのやりとりができる。メッセージのやりとりについては日本国内ではLINEが広く普及しているが、サービスのID登録やログイン時などの本人確認が必要とされる場面ではSMSが使われており、「+メッセージ」はそういった場面でSMSを置き換えるサービスとなることが期待されている。

  • +メッセージロゴ

なお本発表とあわせて、NTTドコモはフィーチャーフォンの「arrowsケータイ F-03L」で9月6日より、「AQUOS ケータイ SH-02L」で9月7日より、それぞれ「+メッセージ」への対応を開始する。これまで「+メッセージ」はスマートフォンとタブレットでのみでの対応となっており、フィーチャーフォンでの対応は初となる。