キャリアデザインセンターは9月1日、「生理休暇」に関する調査結果を発表した。調査は8月2日~18日、同社運営の転職サイト「女の転職type」会員818名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、勤めている会社の就業規則に生理休暇があるか聞いたところ、「ある」と回答した人は36.5%という結果に。実際に生理休暇の制度を利用したことが「ある」という人は全体のわずか7.0%という結果に。「生理休暇がある」と回答した人に限定してみても、12.7%と少ない結果となった。
続いて、生理休暇を利用していない理由を尋ねたところ、「会社の就業規則(制度)にないため」(45.2%)、「使っている人が少ないため」(29.8%)、「生理休暇が必要なほど体調が悪くならない」(27.9%)が上位に。
また、「上司が男性で言いづらいため」(24.8%)、「普通の有給休暇で休む」(20.4%)という人も多かったほか、「その他」(9.1%)の中には、「無給になるので普通の有給休暇で休む」「上司(女性)が生理がつらくても仕事に来てた! と言う人だから」「生理休暇だと他人に知られたくない」といった声が寄せられた。
次に、生理やPMS(月経前症候群)が理由で仕事に影響が出たと感じたことがあるかを聞いたところ、82.2%が「感じたことがある」と回答。具体的には、「仕事の進みが遅くなった」(68.8%)が圧倒的に多く、次いで「体調不良で休んだ」(31.0%)、「仕事のミスが増えた」(29.8%)、「体調不良で遅刻、早退した」(21.0%)と続いた。