リクルートは9月1日、「引越し」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月10日~12日、直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「物件選び・荷造り・見積依頼・引越し会社決定」のすべてに関与した18〜69歳男女3,133名を対象にWEBで行われた。
「引越したいと思った瞬間は?」と質問したところ、1位「入学・入社・転職などのライフイベントの節目」(31.2%)、2位「住んでいる家に不具合が起こったとき」(25.0%)、3位「隣人が苦手な人だったとき」(17.0%)、4位「給料が下がったとき・上がったとき」(13.2%)、5位「自分よりいい家に住んでいる友人の家に遊びに行った後」(11.1%)となった。
「ライフイベントの節目」と回答した人からは、「娘が他県の中学に入学。県をまたいでの長時間の電車通学はコロナの感染リスクが高くなるため、学校の近くに引越しました」「コロナの影響で転職するために引越した」「結婚を機に引越し。しっかり貯蓄ができるよう、家賃の安いところへ引越しました」といった声が。
また、「家の不具合」とは具体的に、「老朽化により給水管が破裂」「日当たりが悪く、カビが生えやすい部屋でした。コロナ禍で在宅勤務が続き、夏場のカビだけはどうしても我慢できず引越しました」「給湯器が壊れ、お風呂に入れなくなった」とのこと。
3位の「隣人が苦手な人だった」という人からは、「隣人が連日連夜、友人とどんちゃん騒ぎ。何度も管理会社に連絡、警察にも通報しましたが、一向に改善する見込みがなく引越しを決意」というエピソードが寄せられ、きっかけが何であれ、少なからず「コロナ禍での暮らしの変化」が垣間見られる結果となった。