西武ホールディングスは9月1日、西武鉄道の所沢駅と本川越駅にて、たばこを模した箱に地域のお茶の粉末スティックを入れた商品「Chabacco(チャバコ)」の発売した。粉末茶スティック8本入り、1箱600円で販売される。

  • 所沢駅の「Chabacco」(数量限定の特別パッケージ)

  • 本川越駅の「Chabacco」(通常パッケージ)

「チャバコ」は使用されなくなったたばこの自動販売機を廃棄せずに活用する取組みの一環として考案され、西武HDグループの伊豆箱根鉄道の3駅で2020年12月に販売開始した。「しゃれの効いたお土産」として好評を博しており、発売から累計で4,000個を突破する人気商品になっているという。

西武鉄道の駅構内で販売を始めるにあたり、日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」の生産者として初めて天皇杯を受賞した新井園本店(埼玉県所沢市)のお茶を使用することに。「チャバコ」を通じて各地域の魅力や狭山茶のおいしさを周知したいとの思いから、小江戸・川越の玄関口である本川越駅、新しい街へと変化を続ける所沢駅、話題を呼んでいる西武園ゆうえんちへの最寄り駅となる西武園ゆうえんち駅、日本二百名山の武甲山を望む西武秩父駅の4駅を販売場所に選定。その地域ならではの観光施設や名産をたばこ風にデザインし、収集性の高いパッケージデザインとしている。

  • 所沢駅での除幕式の様子

  • 本川越駅に設置された「Chabacco」自動販売機

選定された4駅のうち、所沢駅と本川越駅で9月1日から販売が開始され、所沢駅で除幕式も開催された。西武園ゆうえんち駅と西武秩父駅は今秋以降の販売開始を予定しているとのこと。