海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(JRTT)、JR東日本は1日、インドのムンバイ・アーメダバード間高速鉄道プロジェクトにおける電気システム分野において、インド高速鉄道公社(NHSRCL)の代理・代行業務を行う「日本高速鉄道電気エンジニアリング(JE)」を設立したと発表した。

  • ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道プロジェクト(JR東日本提供)

ムンバイ・アーメダバード間高速鉄道プロジェクトは、日本・インド両国政府間の合意にもとづき、現在、インドにおいて円借款によるODA(政府開発援助)により進められいる。日本高速鉄道電気エンジニアリングは、電気システム分野(電車線・配電・変電・信号・通信など)の発注者の業務について、発注者であるインド高速鉄道公社(NHSRCL)の代理・代行業務を行うことを目的としている。

このプロジェクトは、日本の独自技術である新幹線方式が採用されることから、新幹線の建設主体としての技術的知見を有するJRTT、運行主体としての知見を有するJR東日本、海外インフラ事業の専門的知見を有するJOINの3者が連携。日本高速鉄道電気エンジニアリングを通じて発注者に対する技術的支援を行うことにより、プロジェクトのスムーズな推進と日本企業の参入促進につながることが期待されているという。