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【この記事のエキスパート】
クリンネスト・整理収納アドバイザー・調理師:佐倉 玖弥
家事の課題解決へ一歩踏み出す暮らしライター。
学生時代に、和裁・洋裁・料理など、家庭経営一般をみっちり学ぶ。
その中で、家事のおもしろさに気付き、暮らしを楽しくする資格を取得。
掃除、片付け、洗濯、料理、ガーデニングなど、日々の雑多な家事のお悩み解決のためのノウハウを執筆している。
目指すゴールは「楽してきちんと快適に!」
タンスや押し入れに欠かせないアイテムのタンス用除湿剤。大切な衣類を密閉したタンスに入れたままだと、湿気がこもってカビや虫食いの原因になります。この記事では、整理収納アドバイザー・佐倉玖弥さんと編集部が選んだタンス用除湿剤をご紹介します。
カビや虫食いを防ぐ
タンス用除湿剤の選び方
タンス用除湿剤を選ぶときは、使われている成分、使用する期間の目安、プラスαの機能という3つのポイントが重要です。それぞれのポイントについて説明しますので、選ぶときの参考にしてください。
【1】成分
【2】使用する期間の目安
【3】プラスαの機能
それぞれについてご紹介しますので、購入するときの参考にしてみてください。
【1】成分は目的に合わせて選ぼう
一般的な除湿剤に使われている成分は大きく分けると、塩化カルシウム、シリカゲルA型、シリカゲルB型の3種類です。それぞれに特徴があるので、目的に合わせて成分を選んでください。
素早い除湿なら塩化カルシウムやシリカゲルA型
塩化カルシウムの特徴は吸湿力の高さです。タンスの内部を素早く除湿したいときは、成分に塩化カルシウムが表記されているかチェックしてください。同じように吸湿力が高い成分はシリカゲルA型です。素早い除湿にはこの2つの成分が適しています。
シリカゲルA型は吸い取った湿気を閉じ込めるタイプなので捨てやすいですが、塩化カルシウムは吸湿した水分が溜まるので捨てるのがやや面倒です。
長時間の除湿ならシリカゲルB型
素早い除湿力はありませんが、長期的に除湿したいのならシリカゲルB型です。応用範囲が広く、まんべんなく除湿します。低湿時には水分を放出するという特徴があり、湿度を一定にたもちたい場合に便利です。
また塩化カルシウムやシリカゲルA型は除湿力が落ちたら交換が必要ですが、シリカゲルB型は天日干しなどで再生できます。コストを抑えて長期的に使いたいのならシリカゲルB型です。
【2】使用期間は1~2カ月、吸湿量は200mlが目安
除湿剤は置き場所によって吸湿量や使用目安期間が違ってきます。一般的な使用目安期間は1~2カ月で、吸湿量は200mlほどです。置き型タイプのなかには400~600mlも吸湿量があり、3~4カ月使えるものもあります。
衣類が多い場合は湿気が出やすいので、こまめな交換が必要です。外から見て水分の溜まった量がわかるものは、交換時期がわかりやすくて便利でしょう。
【3】消臭や防カビなどプラスαの機能もチェック
市販されているタンス用除湿剤のなかには、プラスαの機能がついている製品があります。多いのは消臭や防カビ機能です。タンスや押し入れなどに衣類を長期間保存する場合は、このような機能があると助かります。
とくに防カビ機能つきは、衣替えなどで長期間しまっておいてもカビの発生を抑えられるので重宝します。消臭機能があれば、加齢臭が気になる衣類の保存に便利です。
整理収納アドバイザーがアドバイス
閉めっぱなしのタンスは除湿剤で服を守りましょう
【エキスパートのコメント】
タンス内に湿気が多いと、服にダニやカビが発生したり、変色が起こる可能性があります。綿やウールなどナチュラル素材は吸湿しやすい素材。しっかり除湿してタンスの中は乾いた場所にしておきましょう。
タンスは衣類を詰め込みがちです。ゆったり8割の収納を目指し、除湿剤を入れるのが効果的。とくに引き出しは風を通すことがむずかしい場所です。シートタイプの除湿剤を上手に活用してください。