ホットペッパーグルメ外食総研は8月30日、「外食における飲酒機会の増減」に関する調査結果を発表した。調査は6月1日~10日、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女を対象にWEBで行われ、9,851件(首都圏5,037件、関西圏2,565件、東海圏2,249件)の有効回答を得た。

  • コロナ禍で「お店で飲酒する機会」について

    コロナ禍で「お店で飲酒する機会」について

コロナ禍で「お店で飲酒する機会」について聞いたところ、「減った・計」(78.9%)が「増えた・計」(1.9%)を大幅に上回り、特に60代男性で「減った・計」が87.6%と最多となった。

一方、20代男性では「減った・計」(73.2%)が最も少なく、「増えた・計」が最多の5.0%という結果に。コロナ禍以前に飲酒者が最も多かった 60 代男性でお店での飲酒機会の減少幅が大きい一方で、最も飲酒者が少なかった 20 代男性で減少幅が小さく、むしろお店での飲酒機会が増加している人が全性年代のなかで最多であることがわかった。

  • 「夕方以降の飲酒を伴う外食」についてどう考えているのか

    「夕方以降の飲酒を伴う外食」についてどう考えているのか

続いて、「夕方以降の外食」における、飲酒を伴う外食の割合を調べたところ、やはり、「減った・計」( 67.2%)が「増えた・計」( 4.5%)を大幅に上回る結果に。

また、「夕方以降の飲酒を伴う外食」についてどう考えているのかを聞いたところ、「コロナ禍で人を飲みに誘うべきでないと思う」(48.1%)、「お店が時短営業・休業していて、そもそもお店に行ける機会が減った」(41.2%)、「コロナ禍で人から飲みに誘われる機会が減った」(38.2%)が上位に。さらに、「お店で酒類が提供されなくなったことの影響を受けた」という飲酒者は24.8%であったことから、提供の有無よりも、消費 者側の意識・行動がより外食での飲酒機会の減少の背景にあると言える結果となった。

  • お酒の代わりに飲むようになった有料のノンアルコールドリンク

    お酒の代わりに飲むようになった有料のノンアルコールドリンク

次に、コロナ禍の外食に際して、「お酒の代わりに新たに飲むようになった有料のノンアルコールドリンク」を教えてもらったところ、「お茶類」(15.2%)、「ノンアルコールビール」(13.2%)、「コーヒー」(12.1%)が上位に。一方、「お酒の代わりに新たに飲むようになった有料のノンアルコールドリンクはない」と回答した人は、49.7%だった。