女優の江口のりこが主演するフジテレビ系ドラマ『SUPER RICH』(10月スタート、毎週木曜22:00~)の台本に、イラストレーターのYUGO.(ユーゴ)がイラストを描き下ろした。

  • 『SUPER RICH』の台本イラスト=フジテレビ提供

ベンチャー企業の破天荒な女性社長・氷河衛(江口)のジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く同ドラマ。YUGO.は、2015年より現在の名義で作品制作とクライアントワークを中心としたアーティスト活動を本格的に開始し、パンクやロックミュージック、それらのカルチャーから影響を受けたポップさとダークな感性が存在する作品を制作している。

表紙に描かれたのは、江口演じる主人公の氷河衛と、赤楚衛二演じる春野優をイメージしたイラスト。今作のコンセプトカラーである紫色の背景に、スーツ姿の衛と、ラフなパーカーを着た優という対照的な2人が寄り添い、「WHAT IS THE MOST IMPORTANT THING FOR ME…??(私/僕にとって一番大切なことはなに?)」と、同じ疑問を抱えている。

そして裏表紙には、一輪のバラとともに「PLEASE TELL ME YOUR SUPER RICH.(あなたの“スーパーリッチ”を教えて)」という問いかけが添えられている。さらに、物語が進み、衛と優の関係性が変化するにつれ、表紙のイラストの内容も変化していく。

YUGO.は「生き方の多様化、大切な人やものへの価値観、自由。この作品のテーマとあらすじを聞かせていただいて感じたことを軸に、共演される江口さんと赤楚さんのシーンを何度もイメージしながら自分なりの解釈で好きなように描かせていただきました。作品のキーカラーとなるこの紫が今後、自由の象徴となってくれたらうれしいです」と、今回のイラストに込めた思いを語った。

YUGO.がテレビドラマに関わる仕事をするのは、今回が初めて。金城綾香プロデューサーは、オファーした理由を「この作品のもう1つのテーマである“男も女もない”ということを表現するために、“男性は青、女性は赤”という色に対する固定観念から脱却したいという思いがあり、青と赤を混ぜた色である紫色を美しく描かれるYUGO.さんに、台本のイラストをお願いしました」と話している。

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