新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「テレワーク」「在宅勤務」を導入する企業が急速に増えている。多くのメリットが謳われる一方で、働き方の大きな変化に不安やストレスを感じている人も多いのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュースの女性会員105名に「家庭にとって在宅勤務で困ったこはあるか」聞いてみた。

Q. パートナーもしくはあなた自身が在宅勤務をすることはありますか?

はい 35.0%
いいえ 65.0%

Q. (「はい」と答えた方にお聞きします)家庭にとって在宅勤務で困ったことはありますか?

はい65.7%
いいえ 34.3%

Q. 家庭にとって在宅勤務で困ったのはどんなこと(時)ですか? 具体的に教えてください。(自由回答)

食事を用意するのが大変

・「昼ご飯の準備をしてから出かけなければならない」(47歳女性/岡山県/その他/その他・専業主婦等)
・「食事の準備をする回数が増えた」(50歳女性/東京都/その他/その他・専業主婦等)
・「3食作らねばならず、献立にも困りますし、食費もかかってしまうこと」(31歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等)
・「昼ご飯を作らなければいけない」(31歳女性/静岡県/教育/事務・企画・経営関連)
・「毎食作るのが大変です」(48歳女性/大阪府/その他/その他・専業主婦等)

光熱費などが増えた

・「光熱費の上昇」(44歳女性/京都府/その他/その他・専業主婦等)
・「光熱費がコロナ禍の在宅勤務で上昇傾向が続くので、その点は困ります」(48歳女性/埼玉県/食品/営業関連)
・「ティッシュやトイレットペーパーなどの日用品の消費が多くなったこと。電気代や水道代も以前より高くなってしまったこと」(58歳女性/千葉県/その他/その他・専業主婦等)
・「食費がかかる」(61歳女性/千葉県/その他/その他・専業主婦等)

何かと気を使う

・「静かにしていなければいけないから」(51歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等)
・「生活音に気を使う」(40歳女性/埼玉県/サービス(その他)/専門職関連)
・「掃除機をかけるときに気を使う」(36歳女性/京都府/その他/その他・専業主婦等)

集中できない

・「仕事に集中するのが難しい」(54歳女性/東京都/官公庁/公共サービス関連)
・「集中できない時がある」(41歳女性/東京都/サービス(その他)/クリエイティブ関連)
・「声やチャイムで仕事に集中できなくなりやすい」(45歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等)
・「夫も在宅勤務や休暇で在宅中は、音が気になったり、話しかけられたりすると勤務しづらいときがある」(53歳女性/神奈川県/総合電機/事務・企画・経営関連)

その他

・「ひとりになりたいときに鬱陶しく感じるときがあります」(43歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等)
・「オンオフが切り替えられない」(34歳女性/東京都/農業協同組合(JA金融機関含む)/営業関連)
・「遊んでいると近所に思われる」(55歳女性/栃木県/教育/専門職関連)

総評

女性の皆さんに「家庭にとって在宅勤務で困ったこと」を聞いたところ、「はい」と答えた人が6割超で「いいえ」を上回る結果となった。理由として一番多かったのは「食事の用意が大変」というもの。夫が一日中家にいるため、お昼ご飯も用意しなければならず、大きな負担になっているそう。「3食作らなければならず、献立にも困る」といった声が寄せられた。

次に目立ったのは「光熱費などの増加」。在宅勤務になると、エアコンやパソコン、照明が1日つきっぱなしになることも。「冷房、暖房費が2倍かかるようになった」という人もいた。また「食事が増えた」「ティッシュなど日用品の消費が多くなった」と感じている人もいるようだ。

「何かと気を使う」「ストレスが溜まる」と答えた人も。夫が仕事中は生活音など余計なところにまで気を遣わなければならず、疲れてしまうことも。仕事の邪魔になるため、「掃除ができない」「掃除機をかけるのにも気を使う」という悩みもあるようだ。

この他にも、「自分の空間がない」「生活リズムが狂う」「息苦しい」などなど、様々な悩みが寄せられた。新型コロナウイルスによる影響が長引く中で、在宅勤務がいつまで続くかわからないことへの不安やストレスがあるのかも。困っていることなどは家族に率直に伝え、協力を求めるなど、ストレスを少しでも減らせるよう工夫したいものだ。

調査時期: 2021年8月2日~8月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数:女性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません